役目を終えた鉄の巨体を、自分の手で解体する

Games Incubatorは、鉄道スクラップヤードの経営シミュレーション『Train Graveyard Simulator』を発表した。プレイヤーは廃止された機関車や客車を購入し、自らの手で分解しながらスクラップヤードの経営者としてのし上がっていく。開発・発売はPC向けシミュレーターを多く手がけるGames Incubatorで、タイトルはPlayWay S.A.グループのもとで送り出される。
ボルト一本から多トンのエンジンまで、すべて手作業で

本作の舞台は、役目を終えた鉄道車両が並ぶ広大なヤード。小さなボルトや配線から、車体を支える巨大なエンジンや多トン単位の部品まで、あらゆるパーツを専用ツールで一つずつ取り外していく。解体で得た資源を売却し、その利益を設備投資やヤードの拡張に回していく経営シミュレーションのループが核となる。フォークリフトや天井クレーンといった物流設備も登場し、重量物をどう運び出すかも腕の見せどころだ。
ハンマー、切断トーチ、グラインダー――工具を選び、巨体と向き合う

作業に使う工具はハンマー、切断トーチ、ノコギリ、グラインダーと幅広く、いずれもアップグレードが可能。薄暗い車両基地で切断トーチの火花を散らしながら配管を切り離す場面や、屋根近くの継ぎ目を慎重に狙う場面など、一人称視点でパーツの状態を見極めながら手を動かしていく作りになっている。

紹介動画
公開された「Official Playtest Announcement Trailer」でも、こうした解体作業の手触りが確認できる。戦闘やサバイバル要素は排され、時間に追われず計画的に作業を進められる「リラックスできる」ゲーム性を志向しているという。
客車の座席、蒸気機関車から現代のディーゼルまで

解体対象となる車両は、座席や吊り革が残る旅客用の客車から、歴史的な蒸気機関車、現代のディーゼル機関車まで幅広い。登場車両にはTy2型蒸気機関車や、実在の名機として知られるLNER A3形4472号「フライング・スコッツマン」、現代の主力機であるGE Dash 8-40CWなどが含まれており、時代の異なる車両を並べて眺められるのも本作の見どころだ。

Games Incubatorは、Animal Shelter SimulatorやDeconstruction Simulator、Ship Graveyard Simulatorなど「分解・経営」をテーマにしたシミュレーターを多数手がけてきたスタジオ。今回の『Train Graveyard Simulator』も、その延長線上にある新作となる。
Steamでウィッシュリストとプレイテスト登録が可能
『Train Graveyard Simulator』はPC向けで、発売日は現時点で「未定」。Steamではすでにウィッシュリスト登録と、今後実施されるプレイテストへの参加登録を受け付けている。最新情報はFacebook、Instagram、TikTok、X、YouTubeのGames Incubator公式アカウントで随時発信される予定だ。廃線となった鉄の巨体に、自分の手で最後の仕事をさせてみたい人は注目しておきたい一本だ。




