『Human: Fall Flat』開発元、新たな主役は“ふにゃふにゃの人間”ではなく羊の群れ

物理演算コメディアクション『Human: Fall Flat』シリーズの開発元として知られるNo Brakes Gamesが、新作VRゲーム『Tiny Flock』を発表した。プレイヤーは羊飼いとなり、はぐれてしまった愛らしい羊の群れを、美しく作り込まれた3Dジオラマの世界を通して牧草地へと導いていく。
橋を架け、レバーを引け――決まった正解のない物理演算パズル

本作の魅力は、フル物理演算システムを使った自由度の高い謎解きにある。橋を組み上げる、物を積み上げて足場にする、レバーを引いて通路を開く――手段は一つに定まっておらず、プレイヤーの創意工夫次第でいくつもの方法が成立する設計だ。羊たちは羊飼いが示した道をどこまでもついてくるため、うっかり足場を外せば崖からダイブしてしまうことも。水の都を思わせる街並みでは、物干しロープに吊るされたニンジンを目当てに羊を誘導する場面も見られ、環境そのものが仕掛けになっている様子がうかがえる。
水の都から旧正月、常夏のビーチまで――21のジオラマ世界

用意されているステージは、1つ1つが手作りのジオラマとして仕立てられた21レベル。夕暮れの桟橋に屋台や機関車が並ぶ遊園地風のエリアもあれば、

提灯と打ち上げ花火が夜空を彩る旧正月をモチーフにしたステージ、

サメの形をしたフープやウクレレが置かれた常夏のビーチリゾート、

雲の上に浮かぶ洋館と庭園を舞台にしたステージまで、テーマも雰囲気もバラバラな世界を渡り歩ける構成になっている。それぞれの世界にオリジナルのチェロによる楽曲が添えられ、静かで温かみのある空気作りを支えている。
牧草地への切符は2026年、価格は未発表
本作はVR専用タイトルとして開発されており、対応プラットフォームはMeta QuestとSteamVR。Meta Quest版はハンドトラッキングとパススルー表示に対応しており、コントローラーを持たずに素手で羊や道具に触れながら遊べる点も特徴だ。
発売時期は2026年を予定しているが、価格は記事執筆時点で未発表。Steamストアページはすでに公開されており、ウィッシュリスト登録で続報を待つことができる。最新情報は公式サイトのほか、公式X、Instagram、TikTok、LinkedInでも随時発信される予定。なお、コンテンツクリエイターからの問い合わせはflock@nobrakesgames.comで受け付けている。
大ヒット作『Human: Fall Flat』で“ぐにゃぐにゃの人間”を自在に動かす物理コメディを生み出したスタジオが、今度は羊の群れと向き合う。人間からモコモコの羊へ、素材は変わってもフル物理演算という骨格は健在で、続報が楽しみな一本だ。




