2年以上のアーリーアクセスを経て、月面自動化シム『The Crust』が正式版に

月面コロニー自動化シム『The Crust』が正式版1.0としてリリースされた。開発はVEOM Studio、発売はCrytivoが手がけ、2年以上に及んだSteamでのアーリーアクセス配信を経ての正式リリースとなる。本作はプレイヤーが宇宙企業のCEOとなり、月面にコロニーを築いて資源採掘から生産ラインまでを自動化していくファクトリー系シミュレーションだ。

ロケットが飛び立つ植民地に、完全ストーリーと隕石の脅威が加わった

紹介動画

1.0の目玉は、複数のエンディングと重い選択を伴う完全なストーリーキャンペーンの実装だ。荒涼とした月面に地球を望みながらロケットが飛び立つ光景は、これまでのアーリーアクセス版から続く『The Crust』らしい絵作りだが、正式版では物語としての決着が用意されたことになる。

あわせて、隕石が単発または群れで降り注ぐ「グローバルイベント」も追加された。小さな隕石は希少鉱物をもたらす一方、大きな隕石は基地の設備を破壊する脅威にもなる。これを迎撃する新モジュール「対隕石レーザー砲(Anti-Meteorite Laser Cannon)」も同時実装され、エネルギーセルを消費して降ってくる隕石を撃ち落とせるようになった。

動線を先に描くPlanning Modeと、道路・リーダーボードの追加

建設計画を事前にレイアウトできる「Planning Mode」も新機能のひとつ。モジュールと搬送路をまとめてコピーできるほか、必要な資源の量を把握できるトラッカーも搭載しており、大規模な基地拡張の見通しを立てやすくなった。

道路システムの追加により、トラックの走行ルートが最適化されるほか、駐車場の建設も可能になった。オンラインプレイヤー同士で基地の統計を競えるリーダーボードも実装され、2026年10月1日からは月間ランキングも追加される予定だ。

サンドボックスは2.0に進化、macOS・Linuxにも完全対応

自由建設を楽しめるサンドボックスモードはバージョン2.0へと更新され、4種類の新クレーターやシード生成、着陸地点の選択に対応した。月面のどこから開発をスタートするか、資源の偏りを見ながら選べるようになっている。さらに、これまでWindows版のみだった本作はmacOSおよびLinuxへの完全対応も果たし、遊べる環境が広がった。

Kickstarterから始まった月面開発、続報は公式SNSで

『The Crust』はKickstarterキャンペーンで3,939人のバッカーから202,642ドルを調達して開発資金を得たプロジェクトで、2024年7月にSteamでアーリーアクセス配信を開始していた。そこから2年以上の開発期間を経て、今回の正式版1.0にたどり着いたことになる。

今後の展望はロードマップページで公開されているほか、要望や改善案はアイデア投稿ページから送ることもできる。続報は公式XやInstagram、Facebook、Redditで発信されており、気になる人はチェックしておきたい。