1分間×5シフト、軌道貨物ターミナルの一夜を生き延びろ

高速アーケードホラー『OFS』がSteamで配信を開始した。開発・発売はCold Narrative。価格は¥491(通常¥655から25%オフのセール中、期間は7月10日まで)で、ジャンルはアクション・インディーに分類される。対応言語は英語・日本語・フランス語・簡体字中国語・韓国語・ロシア語の6言語。

プレイヤーが担うのは、「銀河でもっとも忙しい」軌道上貨物ターミナルの貨物オペレーター。契約は明快で、1分間のシフトを5回、生き延びること。ただし流れてくるのは普通の荷物だけではない。ゲーム名にもなっている「OFS(Orbital Freight Systems)」という架空の配送企業に雇われた身として、コンベアの奥から迫る何かに対処し続けなければならない。

「すべての荷物は約束」を掲げる企業の、夜のターミナル

薄暗いターミナル内部には、「OFS EVERY PACKAGE IS A PROMISE(すべての荷物は約束である)」という社訓の垂れ幕や、「CARGO CONTINUITY IS OUR HIGHEST EXPRESSION OF CARE(貨物の継続性こそ我々の最大の思いやり)」「PROTECTS THE COLONY(コロニーを守る)」といった標語が掲げられている。整然とした企業スローガンと、コンベアの階段を這い上がってくる異形の気配が同居する不穏な空気が、本作の世界観を物語っている。

荷物を仕分け、疑わしいものはパージし、エネルギーを守れ

実際のシフト画面では、3本のコンベアレーンに次々と荷物が流れてくる。プレイヤーは「IEMパージ」と呼ばれる機能で疑わしい荷物を排除しつつ、レーンの奥に潜む3体の侵入者の接近を防ぐ必要がある。パージやブレーキ、セキュリティシャッターの操作はすべてエネルギーを消費し、しかも受動的な回復はない。画面には報酬額やシフト経過、速度、エネルギー残量が常時表示され、同時に複数の荷物をパージするほど報酬(ボーナス)が跳ね上がる仕組みも用意されている。

シフト開始前に叩き込まれる、数字だらけの現場ルール

各シフトの前には「SHIFT SETUP」画面が表示され、バッテリー要求しきい値や医療保険のカバー数、セキュリティシャッターの消耗速度、ブレーキ使用コスト、IEMパージのコストといった数値がずらりと並ぶ。さらに前のシフトで購入した「アクティブハック」も一覧表示され、コンベア圧力の軽減やコスト削減効果が積み重なっていく。まるで本物の勤務マニュアルのような無機質な数字の羅列が、逆にこのターミナルの過酷さを際立たせている。

至近距離で牙をむく、正体不明の侵入者

シフト中は、荷物の合間を縫って画面いっぱいに侵入者が迫ってくる瞬間もある。画面が激しくブレる演出も相まって、荷物の仕分け作業がいつのまにか命がけの攻防に切り替わる緊張感を伝えてくる一枚だ。

ハッキングターミナルで、次のシフトの装備を整える

Cold Narrative

Cold Narrative

開発: Cold Narrative

シフトとシフトの間には「ハッキングターミナル」が用意されており、ブレーキコスト削減、シャッター消耗の軽減、バッテリー回復量アップ、コンベア圧力の軽減といったアップグレードのほか、複数パージ時の報酬を2倍・3倍にする「バウンティ倍率」、さらには予算の65%を要求される闇の1回限りの取引「ブラックマーケット:第4医療保険枠」まで購入できる。画面端にちょこんと立つウサギのマスコットが親指を立てているのも、殺伐とした現場とのギャップとして印象的だ。

炎に包まれる現場、それでも仕分けは止まらない

シフトが進むにつれて、ターミナル内では火災らしき炎が視界を覆う場面も発生する。混乱した現場のなかでも荷物の流れは止まらず、プレイヤーは炎の向こうで対応を迫られ続ける。

医療保険は自分で選ぶ、企業社会の理不尽さも込みで

シフト間には「医療保険(MEDICAL INSURANCE)」画面も現れ、限られた予算の中でカバー数を維持するか、保険をスキップするかの判断を迫られる。負傷時のリカバリー手段でありながら、コストとのトレードオフを自分で背負わされる仕組みは、本作が掲げる「企業的不条理」というトーンをそのまま体現している。

Steamで配信中、対応環境と最新情報

『OFS』はWindows向けにSteamで配信中。動作環境は最小構成でIntel Core i5-4460・GTX 1060・8GB RAM、推奨構成でIntel Core i7-9700・RTX 2060・8GB RAMとされている。価格やセール状況、最新のプレイヤーレビューはSteamストアページで確認できる。