位置もサイズも数値で管理する、Windows向けウィンドウ制御ツール『WinGrid』

Windows向けのユーティリティソフト『WinGrid』が2026年7月3日、Steamでリリースされた。開発を手がけるのはZhazira。価格は¥556(通常価格¥655からの15%オフ)で、対応OSはWindows 10(バージョン1903以降)とWindows 11の64ビット環境のみ。LinuxやmacOS、Steam Deckには対応していない。対応言語は英語とロシア語で、日本語表示には対応していない。
ストアページの紹介文によれば、WinGridは任意のウィンドウを選択して移動・リサイズ・引き伸ばし・シネマティックな黒帯表示・拡大ができるツールで、ドライバのインストールや対象アプリへのインジェクションを行わない設計になっている。設定はホットキーに割り当てられ、プロファイルとして保存できる。ボーダーレス表示や引き伸ばし表示のカスタム設定を組みたいユーザーを主な対象としている。
Zhazira
開発: Zhazira
グリッドに数値を打ち込み、狙った位置にウィンドウを収める

設定画面「WinGrid Config」では、まず操作対象のウィンドウをリストから選択する。続いて使用しているモニターのネイティブ解像度を指定する(画面例ではDell AW2523HFの1920×1080)。ウィンドウの位置とサイズは、プレビュー上に矩形をドラッグして描くか、X・Y・W・Hの数値を直接入力して決める。左寄せ・右寄せ・上寄せ・下寄せ・4分割・中央寄せといったプリセットボタンも用意され、細かい位置合わせを素早く行えるようになっている。

画面を下にスクロールすると、RESIZE(拡大縮小)とBlack Bars(黒帯)の設定項目が並ぶ。RESIZEはゲーム内で割り当てたキーを押すとウィンドウを指定倍率まで拡大縮小するホットキーで、TOGGLEモードとTHUMBNAILモード(安全な複製を表示するモード)を切り替えられる。設定を反映するにはAPPLYボタンを押す仕組みだ。
テスト用ウィンドウで、実際の見た目を確かめる

対象ウィンドウの選択リストを開くと、「WinGrid Test Target」といったテスト用アプリのほか、コマンドプロンプト(cmd.exe)のような一般的なウィンドウも候補として並ぶことが分かる。画面例では位置を(0, 270)、サイズを1920×540に設定し、アスペクト比32:9の横長ウィンドウとして配置している。

F8キーによる緊急リセットを行うと、設定は1920×1080のデフォルト状態に戻る。狙った表示に調整する前後を、こうして見比べながら作業を進められる。

再び1920×540のプリセットを選ぶと、元の解像度1920×1080を基準に2880×810へ引き伸ばした結果がプレビューに表示される。

設定を適用すると、テスト対象アプリの表示領域が上下に黒帯を伴う横長の帯状に変化する様子が確認できる。ここに映っている「WINGRID 3D AIM TRAINER」というタイトル画面は、あくまでWinGridの動作確認用に使われているサンプルアプリであり、WinGrid自体はゲームではなくウィンドウ管理ツールという点には注意したい。
ホットキーで倍率を切り替え、狙った引き伸ばし表示を再現する

さらにRESIZEの倍率を2.00倍に設定し、キー割り当てを「C」に、Black Barsのキー割り当てを「V」に変更した例も公開されている。こうしてキーひとつで表示倍率や黒帯のオン・オフを切り替えられるようにしておけば、ゲーム内で解像度を変更しなくても、狙った引き伸ばし表示やシネマティックな画面比率を再現できる。
『WinGrid』は現在、Steamで¥556で購入可能。対応は英語・ロシア語表記のWindows 10/11のみだが、ウィンドウの表示を細かく作り込みたい人は、Steamストアページで詳細を確認してほしい。




