15クラスから4人を選び、ボスだけを狙い撃つターン制RPG

ボス戦だけに特化したターン制RPG『Throne of Trials』が、2026年7月7日にSteamでリリースされた。開発・発売はAtuRPG。ジャンルはRPGで、Turn-Based TacticsやTactical RPG、Dark Fantasyといったタグが付けられている。
本作の骨格はシンプルだ。用意された15のクラスから4人パーティを編成し、ボスが落とす装備やパッシブスキルを組み合わせて、目の前の強敵に合わせたビルドを組み上げていく。雑魚戦を淡々とこなす一般的なRPGとは異なり、すべての戦いが「ボスとの一騎打ち」として設計されている点が本作の軸になっている。
敵意を読み、割り込みを狙う――一手の重みが違う戦闘

戦闘はターン制を基本にしながら、敵の狙いを読んで動く駆け引きが重視される。あるプレイ画面では、天空の遺跡を思わせる「星見の天楼」を舞台に、錬金術師系クラスのヴェノム・アルケミストがオーバードライブを発動する場面が映し出されている。「トキシック・アポカリプス」「マレフィック・イクスプロージョン」といった大技のどちらを選ぶかで、蓄積した継続ダメージを一気に起爆するか温存するかが変わる、択一の緊張感が伝わってくる一枚だ。
パーティは聖職者風の防衛役、剣を構える前衛、薬瓶を手にした術師、杖を持つ魔導士という構成で、各キャラクターにHP・MP・OD(オーバードライブ)ゲージが個別に表示され、誰がいつ大技を切るかという判断が勝敗を左右することがうかがえる。
ルールを破ってくるボスたち、豹変する戦場

本作が「ボスラッシュ」を掲げるだけあって、敵の個性は強烈だ。「狂戦士の試練」の一戦では、ターン10に達したボス・ヴァルガルドが強化スキルを発動すると同時に雰囲気が一変し、戦闘ログには「形態3に移行」「追加行動を行う」の文字が連続して並ぶ。1発で100を超えるダメージが二人の前衛に叩き込まれ、それまでの均衡が一気に崩れる瞬間が切り取られている。

「天墜の審判所」で相対するボス・アザゼルの一戦では、氷属性のクライオ・ストーカーというクラスが登場。「凍牙撃」「絶零の包囲」「凍獄の断罪」といったスキルに加え、狙った行動を横取りする「インターセプトオーダー」というトリガー式の割り込みシステムが用意されている。攻撃の威力だけでなく、敵の防御力を崩す「ブレイク」値まで個別に設定されており、殴るタイミングを見極める駆け引きが常に付きまとう。
神託が呼ぶ二体のボス、聖職者の祈りが支える戦場

「神託の試練」に用意された「蝕の鼓動」では、翼を広げた神々しい存在アストラル・エクリプスと、鎌を携えた影のような存在ポルックスの影という、対照的な二体のボスが同時に立ちはだかる。回復役のハイ・プリーチャーは「ホーリー・リザレクション」や「サークル・オブ・ヒーリング」などの回復スキルを抱え、戦場の中央には「ECHO」と呼ばれる専用リソースのゲージが表示される。単純な殴り合いではなく、特殊資源を管理しながら耐え抜く持久戦としての顔も見せる一戦だ。
名の付いた武器を吟味する、装備厳選の楽しさ

ボス攻略の鍵を握るのが装備だ。キャラクターの詳細ステータス画面では、物理攻撃力や魔法攻撃力、クリティカル率、属性耐性まで細かく数値化されており、装備を差し替えるとその増減がリアルタイムに表示される。並べて比較できる候補には、「天空王の覇剣」の吸血版や、真・星辰の剣「オルド・エクセルシス」の吸血特化版・守り特化版など、同じ武器でも効果の異なるバリエーションが複数存在する。どの一振りを選ぶかで、与ダメージを回復に変える戦い方も、ヘイトを抑えて生き残る戦い方も選べる作り込みだ。
AtuRPG
AtuRPGは『Throne of Trials』を単独で開発・発売するインディースタジオ。ボス戦特化のターン制RPGとして本作を送り出した。
SSランクの試練に眠るレジェンダリー装備

攻略対象となる試練は「咎人の演武場」「千撃の修練場」「夢幻の苗床」「天墜の審判所」「双極の聖堂」「天戒の祭壇」など多数用意されており、大半がRANK SS(一部RANK S)という高難度で設定されている。それぞれの試練には固有のレジェンダリー装備が用意されており、「天墜の審判所」では、HPが減るほど火力が上がる杖「アザゼルの天秤」や、回復量を底上げする「赦免の杖」、魔法ダメージを軽減する「審判者の軽鎧」といった一点物が報酬として狙える。
紫の神託が導く、もう一つの成長ルート

やり込み要素として用意された「神託の試練」では、フェーズ1からフェーズ5、レベル1から10まで段階的に難度が上昇する構成に加え、「赤の神託」「青の神託」「紫の神託」という3つの色から進む道を選べる。たとえば紫の神託は「物理・魔法混在」の傾向を持ち、デバフ耐性が初期から高めに調整されているなど、選んだ色によってパーティの得意分野そのものが変わっていく仕組みだ。
『Throne of Trials』は現在Steamで配信中。価格は¥552(通常¥690から20%オフ、7月17日までの発売記念セール)。音声・字幕は日本語に対応しており(インターフェースは英語)、対応OSはWindowsのみとなる。配信直後のためユーザーレビューはまだ集まっていないが、装備とボスの組み合わせを突き詰めたい人は、Steamストアページでウィッシュリスト登録をしておきたい。





