割れた壺の欠片に、もう一度命を吹き込む

パズルゲーム『文化財修復師(英題: Relic Restorer)』がSteamで配信を開始した。開発・販売は個人開発者のGary Frost氏。プレイヤーは古代文明の遺物を修復する役目を担い、散らばった欠片を一つひとつ組み合わせて、失われた工芸品の完全な姿を取り戻していく。
Gary Frost
開発: Gary Frost
作中では、老いた修復師と弟子とおぼしき少女が並んで壺に絵付けを施す場面が描かれており、手書き風の絵本のような柔らかいビジュアルが本作の持ち味になっている。ジャンルはカジュアルで、価格は¥265と手に取りやすい。
数片の壺から、23片に散った文様まで



修復の中身は、床に散らばった欠片を拾い集めて元の形へ組み上げていくフラグメントパズル。金色の鳥の置物を4片で組み立てる短い工程もあれば、墨絵のようなタッチで描かれた文様を23片から根気強く復元していく工程、赤と金で彩られた髑髏文様の陶器を同じく23片で組み上げていく工程まで、難易度と題材の幅は広い。画面右上の進行度表示(Progress)を頼りに、どの欠片がどこに収まるのかをじっくり見極めていくのが本作の基本的な遊び方だ。
直し終えた品々が並ぶ、テーマ別の展示棚

修復を終えた遺物は、木製の展示棚に一つずつ並んでいく。金の獅子像や翡翠の蝉、真珠を抱えた蟹の細工、馬をかたどった銀の壺、象を彫った金の装飾板など、修復済みの品々が棚を埋めていく様子は、まさに小さな博物館を自分の手で育てているような感覚を与えてくれる。ストアページでは「テーマ別博物館の探索とコレクション拡張」も特徴として挙げられており、直した遺物を眺め返せる仕組みが用意されているようだ。
世界地図をたどり、文明ごとの工房を巡る

修復の舞台は一つの国や時代に留まらない。夕焼けに染まる地図画面では、金色の神殿を思わせる建物や、青花磁器で飾られた家、翡翠色の建物など、異なる文明を思わせる工房が点在しており、少女のアバターが小道をたどりながら次に訪れる場所を選んでいく構成になっている。ストアページの紹介文でも触れられている通り、古代文明ごとに異なる遺物とその物語に触れられる点が、本作の探索の軸になっているようだ。
価格・対応環境と、今すぐ確かめる方法
『文化財修復師』は2026年7月4日にSteamで配信開始。価格は¥265で、対応言語は英語・日本語・簡体中国語・韓国語、対応OSはWindows 7以上となっている。配信開始直後のため、記事執筆時点ではユーザーレビューはまだ付いていない。気になった人はSteamストアページでスクリーンショットや対応環境を確認してほしい。




