雪に閉ざされた孤島で「ペンギンを起こす」仕事が始まる

一人称ウォーキングシム『Penguin Lifter』がSteamでリリースされた。発売日は2026年7月13日で、ジャンルはシミュレーション。開発はPeace_Studio、DonCorsaireの2社、パブリッシングはPeace_Studioが手がける。

プレイヤーが就くのは「penguin lifter」という聞き慣れない仕事。文明から遠く離れた雪の孤島に派遣され、自力では立ち上がれず倒れてしまったペンギンたちを見つけて起こして回る――というのが基本の筋書きだ。ストアページのタグには「Relaxing(リラックス系)」と並んで「Thriller」「Horror」「Gore」といった穏やかならぬ単語も並んでおり、見た目のかわいらしさだけでは終わらなさそうな気配が漂う。

極寒の孤島に降り立った初日の夜

到着直後、目に入るのは吹雪の中にぽつんと建つ拠点小屋と、遠くにそびえる通信塔らしき鉄塔だ。手元にはスノーモービル用と思しき装備を抱え、画面には所持金と防寒着のアイコンが並ぶ。周囲に人の気配はなく、寒さが最大の敵になるサバイバル要素を含むことが、この最初の光景から伝わってくる。拠点に戻って暖を取りながら、少しずつ仕事に慣れていく構成のようだ。

サーマルカメラ越しに、雪原に隠れたペンギンの熱を探す

仕事の核となるのが、暗闇の雪原に立ち尽くす一羽のペンギンを見つけ出す場面だ。手にしたサーマルカメラのモニターには、雪面に浮かぶ黄色い熱源――倒れたペンギンの体温――がいくつも映し出される。肉眼では見えづらい対象を機材越しに探し当て、報酬を稼いでいく。この見つけて起こす作業を繰り返すことが、ゲームのメインループになっていると見られる。

稼いだ報酬で拠点を改装し、スノーモービルで島を駆ける

拠点の室内には旧型のCRTモニターが置かれた机、読書用のランプ、赤い一人掛けソファ、そして壁には「HELP THE PENGUINS」の文字が入ったレトロなポスターが飾られている。無機質な業務ではなく、この部屋を自分の生活空間として整えていく余地があるようだ。稼いだ報酬は拠点の改築や設備の購入に充てられる仕組みらしい。

島の移動手段はスノーモービル。切り立った岩山の間を縫うように延びる雪道を走り、遠くに見える建物を目指していく場面もあり、単に決まった場所を歩くだけでなく、開けた雪原を自分の足(と燃料)で開拓していく探索要素も用意されている。

Peace_Studio

Peace_Studio

開発: Peace_Studio、DonCorsaire

穏やかな雪景色の裏に潜む、不穏な気配

拠点の外に建つ小屋の扉の隙間からは、赤い光がにじみ出ている。何が起きているのかを説明する情報はまだないが、ストアページに並ぶ「Horror」「Gore」のタグと合わせて見ると、ただの物置ではなさそうな緊張感がある。

拠点の古いパソコンに届くチャットのやり取りも、その空気を後押しする。雇い主とおぼしき相手からは「ここの給料が高いのは、仕事の難しさや君の経験のせいではなく、環境のせいだ」「仕事は単純――見つけて、持ち上げる、それだけだ」といった文面が送られてくる。ペンギンを助ける穏やかな仕事のはずが、滞在するほどに何かがおかしいと気づかされていく――そんな一人称ホラー・スリラー寄りの読後感を狙った作品のようだ。

価格・対応言語・購入情報

『Penguin Lifter』はSteamで配信中。記事執筆時点ではセール中で価格は¥589(通常価格¥655・10%オフ、セールは7月20日まで)となっている。対応言語は英語・ロシア語・ドイツ語・スペイン語・簡体字中国語・韓国語・日本語・トルコ語の8言語で、日本語表示にも対応する。対応OSはWindows 7/8/8.1/10/11(64ビット)。

開発を手がけるPeace_Studioは、続報を公式XDiscordTelegramで発信しているほか、YouTubeチャンネルVK、開発者本人のInstagramでも制作の様子を伝えている。気になった人はまずSteamのストアページで詳細を確認しておきたい。