誤爆一発で国際問題、海峡封鎖シム『Close The Straits!』が動き出す

リアルタイム海上阻止ストラテジー『Close The Straits!』がSteamでリリースされた。開発・パブリッシングはSoupbowl Entertainment。価格は¥1,319で、ジャンルはアクション・カジュアル・インディー・シミュレーション。対応OSはWindows 11とmacOS 14で、現時点では英語のみの対応となっている。

プレイヤーが演じるのは、薄給の海軍士官。戦略的に重要な海峡で船舶の通行を管理する立場だが、上からの指示は「最高指導者」の気まぐれな封鎖リストと、「大統領」の突飛なツイート、そして家族からの「譲れない」要求が入り乱れる、というかなり皮肉の効いた設定だ。誤って無関係のタンカーを撃沈しようものなら、あっという間に国際的な事件に発展してしまう。

AISと旗を照合し、怪しい貨物船を見極める

ゲームの核となるのは、通過しようとする船を一隻ずつ調べる検問作業だ。船をクリックすると「AIS Name」「AIS Flag」「Type / Size」「AIS Cargo」「Port of Origin」「Heading To」といった情報が表示され、申告された内容が本当に正しいのかを見極めていく。画面右側には「STOPさせよ:Plastic Land国籍の旗を掲げる船」「INTERCEPTせよ:フライドチキンを積んだ船すべて」といった指令書がずらりと並び、この理不尽さがそのまま笑いどころになっている。下部のニュース速報では「最高指導者が積極的に関与している」との声明が流れるなど、政治情勢が刻一刻と変化していく様子も伝わってくる。

矛盾だらけの指令の中、逃亡犯まで追わされる

日が進むにつれて、海峡を行き交う船の数は一気に増えていく。「Plastic LandとSilkaの船は通してよい」「Neon EmpireとQincingの船は通してよい」「それ以外は全て止めろ」といった、矛盾を含んだ指令が同時に飛んでくる中、追い打ちをかけるように「パイロットがジェットスキーで逃走を図っているのを目撃」という速報まで挟まり、プレイヤーの判断はますます試される。単純な二択ではなく、情報を突き合わせて優先順位を組み立てる忙しさが、このゲームらしい緊張感を作り出している。

砲撃、ドローン、機雷――止まらない船への実力行使

見逃せない船が海峡を渡ろうとすれば、当然ながら実力行使も必要になる。画面には無数の機雷や魚雷らしきアイコンが浮かび、多数の艦船が同時に展開する様子が確認できる。この場面では大統領が「自分がこれを実現させた」とツイートするなど、現場の混乱をよそに、上層部の身勝手な発言がひたすら続いていくのも本作らしい皮肉だ。

戦闘が激化する場面では、艦船の耐久ゲージが黄色く点滅し、周囲に着弾の水しぶきが広がる。ここでも大統領が「盛大にぶっ飛ばしてやる」といった趣旨の発言をツイートしており、現場の緊張感と上層部の軽さのギャップがブラックユーモアとして効いてくる。

判断を誤れば、拠点は跡形もなく破壊される

対応を誤り続ければ、待っているのはゲームオーバーだ。「Launch base has been destroyed(発射基地が破壊された)」という無慈悲な一文とともに、正解した検問数・稼いだ給料・緊張度といったスコアが並び、「侵略者の勝利、拠点は破壊された」という結果画面に至る。給料進行制のシステムと合わせて、一日ごとの積み重ねがそのままプレッシャーになる作りだ。

Soupbowl Entertainment

Soupbowl Entertainment

開発: Soupbowl Entertainment

『Close The Straits!』は現在Steamで配信中。発売直後のためストアページにユーザーレビューはまだ掲載されていないが、AISと旗の照合、矛盾した指令のさばき方、そして理不尽な上層部との駆け引きに興味がある人はチェックしておきたい一本だ。