終わらない一本道に、読めないルールが立ちはだかる

一人称の探索ゲーム『Obey the Rules: Forest』がSteamで配信を開始した。舞台は、いつまでも続く一本道。そこには「従えば抜け出せる」というルールがあるらしいのだが、そのルールは静電気にかき消されて読み取れない。周囲の音や景色の変化を手がかりに、正しい行動を一つずつ見極めていく観察・推理型のウォーキングシミュレーターだ。

霧の森に、ぽつんと立つ一枚の扉

木漏れ日が差し込む霧深い森。シダの葉が茂る足元と、奥へと伸びる小径が静かな緊張感を漂わせる。

その小径の途中、木々に囲まれるようにして一枚の木製の扉だけが立っている。周囲に建物らしきものは見当たらず、扉の向こうに何があるのかも分からない。この「場違いな扉」こそが、プレイヤーを一本道の謎へと誘い込む入口になっているようだ。

タイトル画面すら、静電気に歪んでいる

日本語対応のタイトル画面には「はじめから」「つづきから」「設定」といったメニューが並ぶが、画面全体が横縞状にノイズがかかったように歪んでいる。これは単なる表示不具合ではなく、「ルールを覆う静電気」という本作の核となる設定を、タイトル画面の時点からプレイヤーに提示する演出だと考えられる。読めないのは道中のルールだけでなく、この世界そのものなのだ。

進むほどに視界は乱れ、扉の先は闇に沈む

同じ一本道でも、砂嵐のようなノイズが走ると景色の見え方が一変する。落ち葉を踏みしめる足元の道さえ、次の瞬間には正しく認識できなくなるかもしれない。

先ほどの扉を開けた先には、闇に沈んだ空間と、遠くに点在する小さな光だけが見える。色収差のかかった映像は不穏さを増幅させ、この先に何が待っているのか想像をかき立てる。

森の奥、こちらを見つめる影

差し込む光の中、一羽のカラスが枝にとまりこちらの様子をうかがっている。静けさの中に潜む気配は、単なる散策では終わらないこの一本道の雰囲気を静かに物語っている。

本作を手がけるのはうさうさはっぴーげーむず。最新情報はこの公式Xアカウントで発信されている。

うさうさはっぴーげーむず

うさうさはっぴーげーむず

開発: うさうさはっぴーげーむず

購入前に確認しておきたいポイント

『Obey the Rules: Forest』は英語・日本語の両方に対応しており、インターフェースだけでなく音声・字幕も日本語で楽しめる。プレイ時間の目安は20〜40分、Steam実績は2種類が用意され、Steamクラウドやファミリーシェアリングにも対応する。

価格は通常320円のところ、記事執筆時点では25%オフの240円(セールは7月13日まで)。一方で、必要動作環境にはWindows 11・Core i7-9700K・16GBメモリ・GeForce RTX 2070 SUPERが挙げられており、短時間のウォーキングシミュレーターとしてはやや高めのスペックが求められる点は事前に確認しておきたい。レビューはまだ1件と少なく評価スコアも算出されていないが、気になる人はSteamストアページで詳細をチェックしておこう。