タイトル画面から漂う、静かな不穏さ

滲んだ緑色のロゴと、暗い森の中にぽつんと立つ人影――そんな不穏な雰囲気のタイトル画面とともに、新作JRPG『Myth’s and Monster’s』がSteamで配信を開始した。開発・パブリッシングを手がけるのはCenturion Dragons Studios。ジャンルはアドベンチャー・インディー・RPG・ストラテジーで、公式には「16bit時代のクラシックJRPGの手触りに、成熟した重みのある物語を乗せた作品」と紹介されている。
価格は¥1,080(通常¥1,350から20%オフの導入価格で、7月9日までの期間限定)。記事執筆時点ではユーザーレビューはまだ0件で、まさに配信が始まったばかりの一本だ。
Centurion Dragons Studios
開発: Centurion Dragons Studios / パブリッシャー: Centurion Dragon Studios
パーティで頭を悩ませる、駆け引き重視のターン制バトル

戦闘は懐かしのコマンド選択式。screenshotでは主人公格の「TROY」が「ukabaska」という敵と対峙し、Attack・Magic・Special・Focusといったコマンドに加え、HP・MP・TPという3種類のリソースを管理しながら立ち回る様子が確認できる。公式ストアページでも「アクセシビリティよりも戦略性とリソース管理を重視した、手加減のない難易度」を掲げており、じっくり考えて挑む昔ながらのバトルデザインを志向していることがうかがえる。
皮肉交じりの軽口も飛び出す、大人向けの物語

キャラクターの顔グラフィックを添えた会話シーンでは、寝起きの仲間に軽口を叩く一幕が描かれるなど、キャラクター同士の掛け合いにもしっかり作り込まれた温度が感じられる。ストアページの注意書きによれば、本作にはトラウマや性暴力への言及、下品な台詞、飲酒の描写といった大人向けの要素が含まれる一方、グロテスクな表現や露骨な性描写は含まれないとされている。「マチュアな物語」を掲げるだけあって、可愛らしいドット絵の裏に重いテーマも潜んでいるようだ。
ダンジョンと遺跡が眠る、広がるフィールド

橋のたもとでゴブリンと遭遇するシーンからは、川や草原が広がるオープンワールドを、パーティを組んで探索していく本作の骨格が見て取れる。公式説明でも「ダンジョンや遺跡が点在する広大な世界を、カスタマイズしたパーティで踏破していく」ことが特徴として挙げられており、単なる一本道の物語ではなく探索そのものも楽しませる作りを目指しているようだ。
拠点の賑わいと、ひとときの休息
戦いばかりではなく、商店らしき棚が並ぶ屋内や、家々が立ち並ぶ町並み、荒野で焚き火を囲む一幕なども公開されている。戦闘とシリアスな物語の合間に、こうした町での買い物や野営での小休止が挟まることで、旅の緩急を感じさせる構成になっているようだ。
長い道のりの先に、何が待つのか

木の桟橋を渡りながら言葉少なに立ち止まる一場面は、賑やかな町や熾烈な戦闘とは対照的な、静かな旅路の一幕を印象づける。動作環境はWindows 10・Core 2 Duo相当・メモリ2GBと軽量で、対応言語は現時点では英語のみ(インターフェース・音声・字幕)となっており、日本語には対応していない点は注意しておきたい。
続報や開発の様子は公式YouTubeチャンネルや公式Discordでも発信されている。気になった人はまずSteamストアページをチェックし、ウィッシュリストに登録しておくとよさそうだ。



