GPSの軌跡を、シェアしたくなる動画に変える

麟製所 (Lin Studio)が手がける新作アプリ『TravelRoute Studio』がSteamでリリースされた。ドライブやハイキング、鉄道旅行、バックパッカー旅などで記録したGPXファイルを読み込むだけで、旅の足跡をダイナミックなマップ動画に変換できるツールだ。価格は無料で、対応OSはWindows 10/11(64bit)。英語・日本語・繁体字中国語に対応している。

単なる位置情報の記録で終わらせず、動いた道のりそのものを「見せる旅の記録」に仕立て直す発想が本作の軸になっている。

ルートの動きから見た目まで、細かく作り込める編集画面

実際の編集画面「Route Editor」では、GPXファイルやJSONのインポートに加え、写真を読み込んでルートに自動でひも付ける「Auto Match」機能を搭載。移動の速度、カメラの高度(Fly Altitude)、立ち止まった際の高度(Stop Altitude)、写真の表示位置や拡大率、表示時間まで、スライダー一つひとつで調整できる。書き出しは9:16(Reels/TikTok向け)を含む複数のアスペクト比に対応しており、YouTubeやInstagram、TikTok向けの縦動画をそのまま作れる作りになっている。

撮った写真の位置情報から、旅の記録を掘り起こす

日付で写真を検索するGPSマップ機能
日付を指定して撮影地点を地図上に表示できる検索機能
東京・埼玉周辺の撮影地点クラスター表示
撮影枚数に応じたクラスター表示で、行動範囲を一目で把握できる

編集画面とは別に、手持ちの写真フォルダを日付やEXIF情報から自動で読み込み、撮影地点をGPSマップ上にまとめて表示する機能も備える。地図上には撮影枚数に応じたクラスターが表示され、過去のある一日にどこを歩いていたかを地点ごとに振り返れる。GPXの記録が残っていない旅でも、写真さえあれば軌跡を掘り起こせる仕組みだ。

麟製所 (Lin Studio)

麟製所 (Lin Studio)

開発: 麟製所 (Lin Studio)

完成イメージは、街を歩いた記憶そのもの

書き出したプレビューでは、地図上を移動するマーカーに合わせて撮影地点のピンが浮かび上がり、該当する写真がその場でポップアップ表示される仕組みも確認できる。今回のサンプルではハイデルベルクからストラスブールへ向かう道のりが再現されており、街並みの写真がタイミングよく差し込まれることで、ただの地図移動ではなく実際に歩いた記憶をなぞるような映像に仕上がっている。

『TravelRoute Studio』は現在、Steamストアページで無料配信中。発売直後のためユーザーレビューはまだ蓄積されていないが、旅の記録をSNS向けの動画に仕立てたい人はチェックしておきたい一本だ。