昇進前の最後のシフトが、心の底へ沈んでいく

心理ホラー『Mine of my Mind』が、2026年7月8日にSteamで配信開始された。ジャンルはアクション、アドベンチャー、インディー。開発・パブリッシングはいずれもOlymp Studioで、Steam上では開発元ページパブリッシャーページも用意されている。

日本向け表示の価格は371円。Steamページではローンチ割引として30%オフが案内されており、期間は2026年7月18日までとされている。価格や割引は地域・時点で変わる可能性があるため、購入時にはストアページの表示を確認しておきたい。同ページでは体験版も配信中で、SteamコミュニティHubも公開されている。

配信直後のため、Steamのユーザーレビューは掲載時点で3件。総合評価スコアはまだ算出されていない。

Olymp Studio

Olymp Studio

開発: Olymp Studio

机上の赤いファイルから始まる、アンドリューの悪夢

本作でプレイヤーが演じるのは、中年の危機を迎えている炭鉱夫アンドリュー。待ち望んだ昇進を目前にした最後のシフトが予定外の方向へ転がり、現実が歪み始める。画像では、暗い部屋の机上に赤いファイルが置かれ、制服姿の人物と強い照明が不穏な空気を作っている。

Steamの紹介文では、舞台となる鉱山が単なる職場ではなく、アンドリュー自身の心に閉じ込められるような場所へ変わっていくことが示されている。炭鉱という閉鎖空間と、精神的な圧迫感を重ねた一人称ホラーだ。

鉱石を掘るゲームではなく、坑道の手がかりを読む物語

『Mine of my Mind』の中心にあるのは、資源採掘ではなく探索と観察だ。プレイヤーは一人称視点で坑道を進み、環境に触れ、オブジェクトを調べ、隠された細部やメモから物語の断片を拾っていく。Steamの説明でも、鉱石や資源を集めるゲームではないことが明記されている。

スクリーンショットには、赤橙色のランプに照らされた坑道、倒れ込む作業員らしき人物、STOPと書かれた標識、トロッコなどが映っている。いずれも視界の暗さが強く、何を見落としているか分からない緊張感がある。

手持ちのランタンだけを頼りに暗い通路をのぞき込む場面からは、本作が音や光、視線誘導で恐怖を積み上げるタイプのホラーであることが伝わってくる。手がかりを集め、断片をつなぎ、アンドリューに何が起きているのかを読み解く構造になりそうだ。

現実の坑道から、異形の光景へ

公開スクリーンショットでは、森のような場所で斧を持つ異形と向き合う強烈なカットも確認できる。坑道の労働風景だけに収まらず、現実感の薄い悪夢的な場面へ踏み込んでいくことが分かる。

一方で、複数の作業員が並ぶ場面もある。対話や人物描写も要素として含まれており、Steamの特徴欄では、プロットに影響するインタラクティブな会話、段階的に展開する物語、予想外の展開、存在感を作るサウンドデザインなどが挙げられている。

霧深い屋外、バリケード、工事車両、巨大な岩塊のようなシルエットが映る場面も印象的だ。鉱山の内側と外側、職場の現実とアンドリューの内面がどこで混ざり始めるのかが、本作の見どころになりそうだ。

なお、Steamでは成人向けコンテンツの説明として、ゲーム内キャラクターへの暴力的・虐待的なふるまい、血や殺害を含むシーン、薬物や飲酒への間接的な言及があると案内されている。

日本語字幕に対応、まずは体験版で暗闇の手触りを確かめたい

対応言語は9言語で、日本語はインターフェイスと字幕に対応。フル音声の日本語対応は記載されていない。機能面ではシングルプレイヤーとファミリーシェアリングに対応している。

動作環境はWindows 10が必須。最低要件はIntel Core i5 3340、メモリ8GB、Radeon RX 580 4GBまたはNVIDIA GeForce GTX 1050 Ti、ストレージ空き容量5GB。推奨要件はIntel Core i7 10700、メモリ16GB、NVIDIA GeForce 1660 Super、ストレージ空き容量5GBとなっている。最低・推奨のどちらにもブロードバンドインターネット接続が記載されている点も確認しておきたい。

Steamページのリンク欄では、DiscordYouTubeInstagramTelegramも案内されている。閉鎖的な坑道、歪み始める現実、そしてアンドリューの心の奥底に関心を引かれた人は、まず体験版でその空気を確かめてみるとよいだろう。