静寂の空を征け、幾何学パルクール『The Obsession』がSteamに登場

新作3Dプラットフォーマー『The Obsession』がSteamでリリースされた。開発はO.D Games、価格は395円。ジャンルはカジュアル・インディーに分類される。

本作はUnreal Engine 5で制作されたスキルベースの3Dプラットフォーマーで、舞台は果てしなく続く海の真ん中、空へと伸びる幾何学的な足場の世界。混沌から切り離された静寂な空間で、プレイヤーはパルクールだけを頼りに頂上を目指していく。対応言語には日本語表示も含まれており、英語・中国語(簡体字/繁体字)・韓国語・ロシア語・トルコ語にも対応する。

宙に浮く足場を渡る、速度とバランスのパルクール

スクリーンショットには、ひび割れた石造りの足場が海上に点々と浮かぶ光景が写る。遠くには小型の無人機や船影も見え、閉じた箱庭ではなく開けた空間を移動していく設計がうかがえる。

足場から足場へ跳躍する場面では、両手を大きく振りかぶるモーションが確認でき、着地のタイミングやバランス調整がスコアや進行に直結する、判断力重視のムーブメントであることが伝わってくる。

雲を貫く一本道と、そびえ立つ岩の塔

進行方向には切り立った岩の塔がそびえ、丸い球体や浮遊する構造物が行く手に配置されている。単調な直線移動ではなく、障害物を読み解きながら登っていく縦方向の駆け引きが用意されているようだ。

さらに奥では、木の板を渡した一本道が空の彼方まで続き、両脇には鎖のようなオブジェクトが垂れ下がる。地面が見えないほどの高度感は、“頂上を目指す”というコンセプトを象徴するカットだ。

静寂を破る奇妙な遭遇と、「クローン」との競走

道中では、牧歌的な空の書割を背景にした奇妙な広場で、猫とも獣ともつかない生物と対峙する場面も確認できる。落ち着いたパルクール一辺倒ではなく、こうした異物感のある遭遇イベントも挟まれる構成のようだ。

炎と爆発が渦巻く木の桟橋を駆け抜けるカットでは、画面右上に「Your 1th Clone」の表示とカウントダウンタイマーが映る。過去に挑戦した自分自身の記録(クローン)と競いながら脱出するタイムアタック的な要素が盛り込まれている様子がうかがえる。

同じ「Clone」表示とタイマーは、山道を車で駆け抜けるシーンにも登場する。徒歩のパルクールだけでなく、車両を操作する場面まで用意されているとみられ、静寂な足場渡りのイメージからは想像しにくい振れ幅の広さを見せている。

O.D Games

O.D Games

O.D Gamesは、Unreal Engine 5を用いて『The Obsession』を手がけたインディーデベロッパー。

価格・対応環境と、購入までの道のり

『The Obsession』は現在Steamで配信中、価格は395円。対応OSはWindows 10/11(64ビット)で、必要動作環境は最小構成でCore i3-2100・GTX 1650・メモリ8GB、推奨構成でCore i5-12400f・メモリ16GBとされている。日本語表示に対応した手頃な価格のインディー作品として、気になる人はSteamストアページでスクリーンショットや詳細をチェックしてみてほしい。