約10年の早期アクセスを経て『Scrap Mechanic』が1.0へ

1.0&大型アップデート「Drilling Thunder」のキービジュアル

Axolot Gamesが開発・販売する『Scrap Mechanic』が、2026年7月24日にバージョン1.0へ移行した。同時に大型アップデート「Drilling Thunder」が配信され、2016年1月19日に始まった早期アクセス期間を経て正式リリースを迎えている。

本作は、さまざまな部品を組み合わせて乗り物や機械、拠点を作るサバイバルサンドボックスだ。シングルプレイとオンライン協力プレイに対応し、暴走したFarmbotと戦いながら資源を集め、自作の装置で農業惑星を生き抜いていく。

「Drilling Thunder」ではサバイバルモードの新コンテンツに加え、物語、地下採掘、新たな敵や建築パーツ、ネットワーク最適化、大規模なビジュアル刷新が盛り込まれた。正式リリースを告知した公式Xポストと公式トレーラーでは、新環境での探索や戦闘を確認できる。

紹介動画

仲間と機械を組み、物語のあるサバイバルへ

複数のプレイヤーが廃工場でロボットと交戦する場面

1.0版のサバイバル体験には、始まりから結末まで続く物語と、音声付きのNPCが追加された。広い世界を探索して資源を集めるだけでなく、登場人物と関わりながら先へ進む構成となる。

スクリーンショットでは、複数のプレイヤーが崩れた工業施設でロボットの集団と戦う様子が公開されている。遮蔽物や高低差のある地形が広がり、協力して敵に対処するサバイバルモードの慌ただしさが伝わる一枚だ。

設備や配管が並ぶ整備工場内のゲーム画面

拠点となる整備工場には、作業台や収納設備、配管、モニターなどが所狭しと並ぶ。プレイヤーは周囲の資源を活用し、用途に応じた乗り物や装置を組み上げられる。新たなブロック、可動部品、インタラクティブパーツも多数加わり、従来は難しかった構造へ挑戦できるようになった。

本作のSteam Workshopではプレイヤーが制作したアイテムを共有できる。1.0移行直後はMODの互換性が不安定になる可能性があり、公式は対象バージョンに合ったMODを利用するよう案内している。

農場から海底まで、探索範囲がさらに拡大

作物が密集した農場で袋を運ぶキャラクター

サバイバルでは、食料を育てる農場作りと、それを狙う敵への防衛も重要になる。公開画像には、多彩な作物が育つ区画でキャラクターが大きな袋を運ぶ様子が写っている。散水設備や収納箱を配置し、栽培と運搬を効率化する仕組みを考えることも本作らしい遊びのひとつだ。

ワールド生成と地形も大きく見直され、新しい森林の道路や砂漠地帯などが登場する。天候も探索に影響し、竜巻を含む変化のある環境を乗り越える必要がある。

海底の植物や岩場を泳いで探索するキャラクター

探索の舞台は陸上だけではない。海中には岩場や色鮮やかな植物が広がり、水没した構造物の周辺を泳いで調べられる。地上用の乗り物や農業設備とは異なる発想で、水辺や水中に適した装置を設計する余地もありそうだ。

「Drilling Thunder」の核心、巨大な鉱山島を掘り進む

地下洞窟で岩盤を掘削するプレイヤーたち

アップデート名を象徴する新要素が、巨大な新エリア「Miner Island」と地下採掘だ。プレイヤーは放棄された鉱山の奥へ進み、地中に隠された秘密や資源を探すことになる。

画像では、一人が洞窟の壁を掘削し、もう一人が下方から援護する様子が確認できる。地下には新たな敵も待ち受けており、採掘装置を作る技術だけでなく、狭い空間で身を守るための装備や連携も必要になりそうだ。

地形を成形できる新ツール「Claygun」は、サバイバルモードとクリエイティブモードの両方で使用可能。地面そのものへ手を加えられるため、建築や移動経路の設計にも新しい選択肢が生まれている。

新たなロボットと進化したビジュアルが襲いかかる

工業施設内で新たなロボットと戦う協力プレイ画面

新たな敵ロボットの追加により、戦闘と拠点防衛も変化する。工場内で大型ハンマーを構えるプレイヤーの前には、複数のロボットが展開。敵の能力や接近経路に応じて武器、壁、罠、戦闘車両を組み替える判断が求められる。

1.0版ではネットワークの応答性も改善され、接続しているプレイヤーのマルチプレイ体験を最適化。Steam実績も新たに追加されている。

さらに、動的ライティングと天候システム、ボリューム雲、水面表現、キャラクターの動きに反応する草、新しいマテリアル表現などを導入。最大512個の動的光源を同時に扱えるとしており、レイトレーシング専用ハードウェアを必須とせず、光と天候による表情豊かな世界を目指している。

衣装も自分好みに。正式版を始める前の注意点

髪形や服装などを選択できるキャラクターカスタマイズ画面

キャラクターカスタマイズでは、性別、顔、髪形、ひげ、帽子、胴体、手袋、脚、靴、バックパックなどを選べる。1.0アップデートでは新しいシャツや衣装も追加され、探索で入手できるものの中には取得難度の高い品も用意されている。

既存データの扱いには注意したい。旧バージョンのクリエイティブ世界は1.0でも利用できる一方、従来のサバイバル世界を動かすには旧バージョンへの切り替えが必要と案内されている。新しい物語や追加コンテンツを体験する場合は、新規サバイバル世界の作成が推奨される。

更新後の最低動作環境はWindows 10 64bit、メモリ8GB、Intel Iris Xe Graphics、空き容量30GB。推奨環境はWindows 11、メモリ16GB、GeForce RTX 3060またはRadeon RX 6700 XT、空き容量30GBとなっている。日本語はインターフェースに対応する。

『Scrap Mechanic』はSteamストアで販売中。記事作成時点の表示価格は3,850円だ。購入前には最新価格、動作環境、セーブデータやMODの互換性をストアおよび公式コミュニティで確認してほしい。基本操作は公式ハンドブック、作品情報は公式サイトでも参照できる。

Axolot Games

Axolot Games

開発: Axolot Games