凍りついた世界で、最後の列車を守り抜け――『Frostrain 2』が正式リリース

ローグライク経営シム『Frostrain 2』がSteamで正式リリースされた。2026年1月12日からアーリーアクセスを続けてきた本作は、7月16日付けで1.0へ到達している。開発・パブリッシングはnemonan。ジャンルはインディー・シミュレーション・ストラテジーで、価格は通常¥1,300のところ、7月30日までのセールで¥1,040となっている。
ストアページの紹介文によれば、プレイヤーは「凍てついた世界で最後の機関士」となり、終末を迎えた世界に残る列車社会を統治する。車両を集めて拡張・強化し、アーティファクト同士の相乗効果を築きながら、乗客たちの安全と幸福度を守っていくことになる。対応言語は日本語を含む13言語で、Windows 7以上で動作する。
小さな編成が、森を抜ける頃には大所帯に

1周目の序盤、5日目時点ではまだ乗客126人、車両もわずか数両の小さな編成だ。画面上部には探検家ギルドや動力、燃料と鎖同盟、報道といった系統ごとのレベルが並び、どの分野を伸ばすかがプレイヤーの選択に委ねられていることが分かる。

そこから日数を重ねると、編成はみるみる長くなる。13日目には森を背景に、ぜんまい仕掛けのロボットを組み立てる施設まで連結された編成が雪原を進んでいく。1回のプレイ(run)の中で列車が少しずつ育っていく手応えは、本作の中心的な体験だ。
紹介動画
数百のアーティファクトが生む、終わりのない相乗効果

車両の増設だけでなく、既存の車両を強化する場面も頻繁に訪れる。大学は「乗客が満員のとき追加の幸福度を生産」、賭博場は「幸福度+1~+3」というように、選択肢ごとに異なる効果が用意されており、どちらを選ぶかで編成の個性が変わっていく。

さらに道中では、ホルスの目、ビッグ・ブラザー、五カ年計画、整備施設改造といった名前のアーティファクトから1つを選ぶ場面も登場する。「遺物ドローン補給を受け取る際にランダムな遺物を追加入手」「全車両の幸福度生産量が視界の広さに応じて増加」など、効果は多岐にわたり、これらを組み合わせて自分だけの必勝パターンを探すのが本作の核となるシステムだ。
反発する乗客と向き合う、団長イム・ソクデとの決断

道中には物語イベントも用意されている。24日目に登場する「極端な手段」というイベントでは、赤霜騎士団団長イム・ソクデが、増え続ける乗客への対応を機関士に相談してくる。ここで発生する「反発」状態は幸福度を毎秒削り続け、しかも同じアーティファクトを重ねて獲得するたびにその減少幅が2倍に膨れ上がるという、プレイヤーの判断1つで展開が大きく変わる仕掛けになっている。
陽が沈む頃には、列車はひとつの街になっている

31日目、夕暮れの山あいを進む頃には編成はさらに巨大化し、車両の周りには幸福度の演出とみられる緑色のエフェクトが画面を埋め尽くすほど噴き出す。画面左には食料や物流、赤霜騎士団、エンジンの子供たちといった系統別のレベルが並び、序盤の数系統から着実に育ってきたことが見て取れる。

43日目、レベル10まで育った編成では所持金が127万を超え、10両近い車両を従えて雪原を行く。序盤にはわずか2桁だった数値が、終盤には桁違いに膨れ上がっていく――このスケールの伸びしろこそが、周回を重ねたくなる理由になっている。
nemonan
開発: nemonan
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