黒い雨に沈んだ世界を、酸素だけを頼りに潜る──『DIVE or DIE - Children of Rain』がSteamでリリース

ラヴクラフト系の水中探索ローグライト『DIVE or DIE - Children of Rain』が、Steamで正式リリースされた(発売日: 2026年7月21日)。開発はDrop Rate Studio、パブリッシングはDear Villagersが担当する。価格は執筆時点で20%オフの1,760円(通常価格2,200円)。日本語はインターフェース・字幕・音声のすべてに対応しており、対応OSはWindows 10。ジャンルはアクション・アドベンチャー・インディーで、Steamのタグには「水中」「探索」「ラヴクラフト」「ローグライト」「サバイバルホラー」などが並ぶ。
世界は何年も降り続く「黒い雨」に沈み、人知を超えた存在は人類に最後の選択を突きつける──40日以内に、水没した遺跡「深淵の池」の奥に眠る聖遺物をすべて回収せよ、さもなくば最後の大洪水がすべてを飲み込む。プレイヤーは水面に築いたキャンプの運営と、水中への潜水探索を交互に行いながら、この期限と向き合っていく。
紹介動画
酸素計と深度が刻む、潜水探索の緊張感

潜水パートでは、まず酸素残量との戦いになる。画面には残り酸素量と深度が常に表示され、水深10m付近では沈没した橋の残骸や海藻の茂みを縫うように進んでいく。装備はナイフや拳銃程度で、探索・戦闘・帰還のタイミングを常に天秤にかける必要がありそうだ。

水深30mまで潜ると視界はさらに暗くなり、難破船の残骸の周囲を人型とも獣ともつかない影が漂い始める。限られた酸素をやりくりしながら、暗がりに潜む怪物と鉢合わせしないよう慎重に進んでいく──そんな緊張感が伝わってくる一枚だ。
深淵で待つ、名状しがたき者たち

さらに奥へ進むと、巨大な口を開けた緑色の怪物や、いびつな肉塊のような小型の怪物が姿を現す。ラヴクラフト的な「名状しがたさ」を体現したビジュアルは、この作品がホラーとしての手触りを重視していることを物語っている。

水深137mの深淵では、無数の発光する瘤に覆われた巨大な何かが行く手を塞ぐ。手元のアクションには戦闘だけでなく「なだめる」というコマンドも用意されており、すべての怪物を力でねじ伏せるのではなく、時にはやり過ごす判断も迫られるようだ。
灯台のキャンプで、生存者たちの運命を背負う

水面に浮かぶ拠点は、崩れかけた灯台を中心にした桟橋の集落だ。画面上部には残り日数や生存者の満腹度、精神の安定度といったステータスが表示され、灯台番には生存者の一人が配置されている。日を進める「Pass Day」のたびに、資源の消費と補給のバランスを取りながらキャンプを維持していくことになる。

拠点内のワークショップでは、酸素タンクなどの装備をアップグレード可能。素材となる鉄鉱石や銅鉱石を集めて強化を進めるほか、生存者に「医療」のような役割を新たに割り振ることもできる。誰にどの仕事を任せ、どの設備を優先して強化するかという采配が、次の潜水の生死を左右しそうだ。

キャンプには個性豊かな生存者たちが暮らしており、釣り竿を手にした「Old Jack」のような癖のあるキャラクターとの会話も見どころのひとつ。誰かを犠牲にすることを匂わせるような台詞が飛び出す場面もあり、生存者一人ひとりに命があることを常に意識させる、シビアな空気が漂っている。
Drop Rate Studio
開発: Drop Rate Studio / パブリッシャー: Dear Villagers
体験版もあり、まずは深淵を覗いてみたい人へ
『DIVE or DIE - Children of Rain』はSteamでリリースされたばかりで、購入前に試したい人向けにSteamストアページから体験版もダウンロードできる。続報は公式サイトのほか、X(@DropRateStudio)、公式Discord、Instagram、TikTok、公式YouTubeチャンネルでも発信される予定だ。酸素が尽きる前に浮上できるか、それとも深淵に沈むか──その判断力が問われる一本になりそうだ。




