早期アクセスを経て、正式版として帰ってきた協力ホラー

デフォルメされた卵型のキャラクターたちが不気味な地下迷宮を彷徨うボイス協力ホラー『Cursed Companions』が、Steamで正式リリースされた。開発・パブリッシングはCrimson Forge Studios。2025年11月に早期アクセスとして先行公開されていたタイトルで、今回の2026年7月9日付リリースで正式版に移行した形だ。

価格は執筆時点で700円(通常1,000円から30%オフ)。ジャンルはアクション・アドベンチャー・インディーで、対応OSはWindows 10以降。インターフェース・フルオーディオ・字幕のすべてで日本語に対応しているのも見逃せないポイントだ。

「言ってはいけない言葉」がそのまま凶器になる

本作最大の特徴は、プレイヤー自身の「声」をそのまま操作系に組み込んでいる点にある。ゲーム内では常時マイクが聞き取りを行っており、参加者一人ひとりに個別の「禁句」が割り当てられる。うっかりその言葉を口に出すと、ダメージを受けたり仲間を危険に晒したりする仕組みだ。写真のように、宙に浮かぶ不気味な人形やチェック柄の回廊を進みながら、常に自分の発言に気を配る緊張感が続く。

一方で、正しい呪文を声に出せば、仲間を回復させたり罠を解除したりできる。うっかり口を滑らせる恐怖と、声で仲間を助ける高揚感が背中合わせになっているのが本作らしいところだ。

画面には「呪文の松明」のようなアイテムも登場し、手持ちのダンジョン攻略本に記された呪文の言葉を実際に声に出すことで灯りが点る仕組みも確認できる。ハートで示された体力ゲージや、迷宮攻略の進行度を示す「Day」表示など、じわじわと追い詰められていくサバイバル的な緊張感も画面から伝わってくる。

倒れても、仲間の声で生き返る

罠やモンスターに関する呪文の言葉がまとめられた「ダンジョン攻略本」を片手に、書庫のような部屋を探索する場面もスクリーンショットから確認できる。倒れてしまった仲間は「リバースエッグ」というアイテムの効果で蘇生できるようで、公開画像には実際に仲間が復活した瞬間のログも写り込んでいる。画面上部にはプレイヤー同士のテキストチャットも見え、声だけでなく文字でも仲間とコミュニケーションを取れるようだ。

本作は最大8人での協力プレイに加え、最大16人が参加する対抗モード(裏切り者が紛れ込む形式)も用意されており、声を使ったコミュニケーションがそのまま駆け引きの一部になる設計になっている。

20種類以上のモンスターと不穏な森

迷宮内には20種類以上のモンスターが登場する。公開画像では、頭上にアンコウのような発光する誘引器官を持つ巨大なサメ型の怪物が、暗い沼地のようなフィールドでプレイヤーたちに迫る様子が写っている。松明を掲げて対峙する場面からは、単なる会話ゲームにとどまらないアクション性もうかがえる。

ダンジョンの外には霧に包まれた不気味な森も存在するようで、松明の明かりを頼りに仲間と連れ立って進む場面も公開されている。地下迷宮だけでなく、屋外フィールドの探索も攻略の一部になっているようだ。

拠点でくつろぎ、仲間と着飾る

探索の合間には、暖炉のある落ち着いた室内でくつろぐ拠点シーンも用意されている。ソファや絵画で飾られた部屋には冠のようなアイテムも置かれており、ホームカスタマイズ機能で自分たちの拠点を彩れることがうかがえる。

さらに、ディスコボールや万国旗で飾られた仮装パーティー風のシーンでは、ゼブラ柄やヘルメット姿など、キャラクターたちがそれぞれ異なる見た目をまとっている様子が確認できる。スキンのアンロック要素によって、迷宮の恐怖と拠点でのお祭り気分の両方を楽しめる作りになっているようだ。

Crimson Forge Studios

Crimson Forge Studios

Crimson Forge Studiosは、本作『Cursed Companions』を開発・自社パブリッシングするインディースタジオ。声そのものを操作系に組み込むという珍しい発想のホラー協力ゲームを、早期アクセス期間を経て正式版へと育て上げた。

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Steamのレビュー欄では、総合評価が「非常に好評」(303件中80%が好評)となっている一方、直近のレビューは「賛否両論」(19件中63%が好評)とやや割れており、正式版移行に伴う反応が分かれている段階のようだ。気になる人は購入前にレビューの詳細もあわせて確認しておきたい。

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