送球が乱れる緊張感を、そのままアクションにした

2Dドット絵プラットフォーマー『Yips!』がSteamでリリースされた。開発・パブリッシングはC.S.G、発売日は2026年7月5日、価格は¥395。日本語はテキスト・音声・字幕のすべてに対応しており、英語・韓国語・繁体字中国語でもプレイできる。
タイトルの「イップス」は、野球選手が緊張などをきっかけに、それまで自然にできていた送球や投球の動作が急に乱れてしまう症状を指す言葉だ。本作はこの感覚をゲームメカニクスに落とし込み、たったひとつの野球ボールを投げ、狙いを定め、追いかけながら足場を渡っていく精密操作アクションに仕立てている。
ひとつのボールが、進む道そのものになる

主人公が頼れるのは、自分で投げたボールだけ。狙いを合わせて放り、着地点を見極め、次の足場へと飛び移っていく。ボールの軌道がわずかにブレるだけで足場までの距離感が狂う仕組みは、まさに「イップス」の名にふさわしい緊張感を生んでいる。幻想的な紫の空に浮かぶ足場の上では、ぼんやりとした分身のような影が寄り添う演出も見られ、思い通りにいかない一投一投の心理的なブレを視覚的に表しているようだ。
雪原、砂漠、雨の夜空――環境そのものがステージギミックになる

ステージは一色ではない。氷に覆われた足場が連なる雪原、蜃気楼のような熱気が漂う砂漠、雨が降りしきる夜空と、舞台ごとに空気がまるで違う点も本作の見どころだ。ストアページによれば、雨や雪、砂嵐といった環境の変化がそのままステージ上のギミックとして機能するといい、足場の状態や視界の悪さが投球とジャンプの難度に直結する作りになっているようだ。

砂漠のステージでは、巨大な砂時計や朽ちた壺、動物の骨といった小道具が散りばめられ、時間経過や乾いた土地の空気を演出している。

一方、三日月形の雲を足場に見立てた夜のステージでは、しとしとと降る雨の中を、投げたボールを目印に慎重に跳び進んでいく落ち着いた雰囲気も味わえる。
舞台に戻れば、そこはやっぱり野球場

幻想的なステージが続く一方で、キャッチャー装備のNPCが控えるダグアウトと、都会のスタジアムを背景にしたステージも用意されている。夜空や砂漠を巡ってきた主人公が、最後はまた野球というルーツに立ち返る構成になっているようだ。
C.S.G
開発: C.S.G
気になる冒険者はストアページで詳細を
本作はシングルプレイヤー専用で、精密な照準とパワー調整が要求される高難度の2Dプラットフォーマーとしてタグ付けされている。記事執筆時点ではリリース直後のためユーザーレビューはまだない。対応OSやシステム要件、最新の言語対応状況はSteamストアページで確認してほしい。




