基本無料の2Dアドベンチャー『Timber!』がSteamで正式配信開始

MoshBiT Surfers開発の2Dポイント&クリックアドベンチャー『Timber!』が、Steamで正式リリースされた。2024年1月からのアーリーアクセス期間を経て、価格は基本無料のまま正式版へ移行している。ジャンルはアドベンチャー・カジュアル・インディーで、現時点でのインターフェース言語は英語のみとなっており、日本語には対応していない。
車をへこませた主人公、選んだ言葉で変わる展開

物語は、スカンクの主人公が愛車を木に衝突させてしまうところから始まる。斧を手にした住人を前に、プレイヤーは「謝る」か「言い訳でごまかす」かを選択することになり、この判断がその後のやり取りに影響していく仕組みだ。

事故続きの主人公に対して「歩く不運の見本」と皮肉られる場面もあり、ドタバタとした空気感を序盤からしっかり描いている。
ポテトジョークと“キラービー”、随所に散りばめられた笑いどころ

蜂の巣に近づいた瞬間に「KILLER BEE!」と飛び上がって驚くシーンなど、日常の小さなハプニングもコミカルに演出される。

主人公が綴る日記にも、事故の顛末を報告しつつ「ジャックの機嫌を直すために甘いコーヒーを淹れよう」といったユーモラスな一文が並ぶ。ストアページの紹介文でも「認知症、悲劇、そして楽しさが、ひとつのポテトの味の中に詰まっている」と表現されており、シリアスな題材をポテト絡みのジョークで包み込む独特の語り口が本作の持ち味のようだ。
アイテムを探し、謎を解く――ポイント&クリックらしい探索要素

森を舞台にした探索パートでは、じゃがいもや本、指輪、スリングショットといったアイテムが画面上部のインベントリに並び、「The Nutty Family」の郵便受けやボートなど、細部まで描き込まれた背景を調べて手がかりを集めていく。

物置の引き出しを開けると、車の鍵や謎の道具「Potato smasher」、どんぐりなどが隠されている場面も。何が事故の真相に繋がるアイテムなのか、プレイヤー自身の手で確かめていく作りになっている。
コメディの奥にある、認知症と悲劇というもう一つの顔

一方で、荒廃した建物に「Entrance」「Cafeteria」の案内が掲げられた薄暗いシーンも用意されており、これまでのコミカルな雰囲気とは一転した重い空気を漂わせる。ストアページが明言する通り、本作は認知症の苦しみや悲劇的な出来事を描くパートも含んでおり、笑いと切なさの振れ幅こそが『Timber!』というタイトルの核になっているようだ。
MoshBiT Surfers
MoshBiT Surfersは『Timber!』を手がけたインディー開発チーム。2024年1月からのアーリーアクセスを経て、本作を基本無料タイトルとして正式リリースした。
基本無料でSteamに登場、気になったら気軽にチェックを
『Timber!』は現在Steamストアページにて基本無料で配信中。開発元MoshBiT Surfers公式サイトでも情報を確認できる。日本語には対応していないが、無料で遊べる分、コメディと重いテーマを行き来する独特の物語に触れてみるハードルは低い。気になった人はまずストアページを訪れてみてほしい。





