幽霊たちを率いて生者に立ち向かう『Ghost Keeper』が1.0正式リリース

19世紀イングランドを舞台にした戦略シミュレーション『Ghost Keeper』が、Steamで1.0正式リリースを迎えた。2026年1月28日に早期アクセスとして配信を開始してから約半年、開発元Quest Craft、パブリッシャーGaming Factory・Quest Craftによって完成版として送り出された形だ。
プレイヤーは幽霊や悪魔じみた怪物たちの主として、屋敷に住まう生者の集団「兄弟団」に対抗していく。対応OSはWindows 10/11(64bit)、価格は¥900(通常¥1,500から40%オフ、セールは7月30日まで)。日本語は表示言語として収録されているが、フル音声吹き替えではない点は留意したい。記事執筆時点でのレビュー評価は「好評」、全体で86%(46件中)と高めの支持を得ている。
洋館に潜む「哀れなる詩人」ウィリアムの呪い

最初に紹介されている幽霊は、ウィリアム――「The Despised Poet(哀れなる詩人)」。チェス盤の置かれた応接間で、シャンデリアの下を逃げ惑う生者に稲妻じみた霊力を浴びせている場面が確認できる。操作画面には「Breakdown」「Wild Fire」「Shock」「Whispers of the Wind」といった能力に加え、霊を呼び出す「Summon」、送り返す「Send Back」のコマンドも並ぶ。幽霊ごとに使える術が異なり、屋敷のどの部屋で誰を狙うかという采配が問われる作りのようだ。
晩餐の間に忍び寄る暗殺者ナイトブレード

続いて登場するのは、シルクハットを被った暗殺者タイプの幽霊「Night Blade」。晩餐用に食器が並べられた長いテーブルの上をすり抜けながら、招かれた客の一人に見えない力で襲いかかっている。同じ屋敷でも役職の異なる幽霊を切り替えることで、詩人の呪術とは違う立ち回りが求められる構成になっている様子がうかがえる。
洋館の間取りごと見渡す采配の視点

屋敷全体を俯瞰する場面では、寝室・浴室・書斎まで各部屋を断面図のように見渡せる。画面上部には狙うべき生者たちのアイコンが並び、どの部屋にどの標的がいるかを把握しながら幽霊を配置していく采配ゲームらしい視点だ。屋敷という一つの舞台の中でも、部屋ごとに異なる状況が同時進行しているのが伝わってくる。
治療室に隠された儀式の痕跡

布をかぶせられた寝台が並ぶ不気味な治療室では、「治療室で五芒星を探せ」「合言葉『AAA』を唱える」といった目的が画面右に表示されている。ここでのウィリアムの能力欄には「Violent Pleasures」「Nothing Evil Or Good」「Whispers of the Wind」「My Finger is Itching」が並び、部屋ごとに用意された小さな謎解きをこなしながら進めていく構成のようだ。
墓地の儀式を阻む「影の顎」

夜の墓地を舞台にした場面では、「Jaws of Shadow」と題した目的一覧が表示される。「見えない力でろうそくを消し、儀式を妨害する」「生者を排除する前にShadowmawを解放する」「司祭にろうそくを再点火させない」「Shadowmawに生者を最低2人始末させる」「Shadowmawを解放する前に狩人を出現させない」など、条件を満たす順番まで意識させる細かな目的設計が見て取れる。
庭園に眠る発明家フィネアスの秘密

薔薇の花壇が広がる庭園では、「Ghosts and Inventions」という目的の下に「フィネアスの拘束を解く」「暖炉の火を消す」「食料庫をショートさせる」といった項目が並ぶ。屋敷の外にも生活感のある庭園エリアが用意されており、発明家らしき人物にまつわる別のドラマが進行していることをうかがわせる。
路地裏で待つ猫と検査官——「腹ぺこ、怠け者、怒りん坊」

夜の街角・倉庫街を舞台にした場面では、暗殺者ナイトブレードの能力欄に「Light of Doom」「Behind You!」「Risky Attack」が並ぶ。目的一覧「Hungry, Lazy, Angry」には「倉庫の入り口にいる清掃員を追い払う」「Sir Pounce de Leonを見つけて魚を与える」「検査官にゴーストハンターを呼ばせない」といった項目があり、猫らしき名前の存在まで登場するなど、洋館の外でも軽いユーモアを交えた展開が用意されているようだ。
Quest Craft
開発はQuest Craftが担当し、パブリッシングはGaming FactoryとQuest Craftが共同で務める。19世紀イングランドを舞台にしたダークコメディ戦略『Ghost Keeper』を、早期アクセスから正式版へと送り出した。
気になったら、まずはストアページとコミュニティを確認
洋館だけでなく墓地・庭園・街角と複数の舞台を渡り歩きながら、個性の異なる幽霊を操っていく『Ghost Keeper』。最新情報は公式Xや公式Discordでも発信されている。気になる人はSteamストアページで価格やレビューを確認しておきたい。
編集部






