『Staffer Retro』総販売本数が1万本を突破

超能力推理アドベンチャーゲーム『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』の総販売本数が1万本を突破した。STAFFER Series Officialの発表では、Team Tetrapodが本作をプレイしたすべてのユーザーへ感謝を伝えている。

過去の事件を読み解く推理体験を軸に据えたインディー作品が、発売直後から大きな節目に到達した形だ。ゲームの詳しい内容はSteamストアページでも確認できる。

平穏を望む少女が、超能力をめぐる過去へ

本作の主人公は、穏やかな日常を望むシチリアの少女ヴェリータ・レトロ。物語では、超能力の源に関係する過去の事件を追い、会話や探索を通じて情報を集めていく。

全6エピソードで構成され、全体のプレイ時間は30時間以上と案内されている。各エピソードでは、プレイヤーが導き出した推理の結果によって展開が分岐。ヴェリータの選択を支えながら、彼女自身の物語を形作ることになる。

ゲーム画面では、会話・探索・推理という行動が新聞風のインターフェースにまとめられている。レトロショップなどの場所を移動し、登場人物から話を聞きながら、次に調べるべき対象を絞り込んでいく流れがうかがえる。

新聞記事の一文も見逃せない、文書中心の推理

調査で得た情報は、単に一覧から選ぶだけではない。新聞広告から本の購入者と居場所を突き止める場面では、記事中の名前を資料へ結び付け、空欄になっている情報を手がかりで埋めていく。

新聞、証言、記録といった文書を読み込み、それぞれの記述が何を示しているのかを考えることが推理の中心となる。何げない広告や短い文章にも、事件を前へ進める意味が隠されている可能性がある。

地図とタイムラインを照合する場面では、移動経路やマス目の対応から、人物がどこにいたのかを検討している。複数の資料を同時に見比べ、時間と場所のつながりを整理する仕組みだ。

単独の証拠だけで即答するのではなく、文書や地図に残された断片を組み合わせ、過去の出来事を段階的に再構成していく。画面上で情報同士がつながるため、推理の根拠を視覚的に確かめられるのも特徴となっている。

証言と記録を結び、物語の行方を変える

聞き取り調査の内容と配送記録を並べた画面では、証言に登場する品物や人物を線で結び、出来事の流れを組み立てている。調査資料がそのまま推理の盤面となり、誰が何を望み、どこへ届けようとしていたのかを読み解いていく構成だ。

集めた情報からどの結論を選ぶかによって、物語の展開も変化する。総販売本数1万本という節目を迎えた『Staffer Retro: 超能力推理クエスト』。文章を丹念に読み、証拠同士の関係を自分の手で組み立てたい推理ゲームファンにとって、注目したい一本となりそうだ。