回り続ける案山子の悪夢、8月4日に開幕

IV Productionsが開発し、Power Up Publishingがパブリッシングを手がける『Spinning Scarecrow』が、PC(Steam)向けに2026年8月4日発売となる。Power Up Publishingの公式ゲームページで発売日が案内された。

本作は、常に回転し続ける案山子を操作するトップダウン視点のアーケードパズルゲーム。閉塞感のある迷路を進み、案山子の細長い体が壁や罠に触れないよう、位置と角度を細かく調整していく。

メニュー画面では、紫色の服と帽子を身につけた巨大な案山子が、不穏な村を背に両腕を広げている。赤や青、紫を強調した色彩と、鋭い線で描かれた手描きビジュアルが、一般的な田園風景とはほど遠いダークな雰囲気を作り出している。

『くるくるくるりん』の着想を、ダークな手描き世界へ

ゲームシステムは、ゲームボーイアドバンス用ソフト『くるくるくるりん』から着想を得たもの。回転するキャラクターを狭い通路へ通すという分かりやすいルールに、グロテスクな世界観や独自の仕掛けが組み合わされている。

スクリーンショットでは、案山子が大きな顔の像に囲まれた水路を進む様子を確認できる。移動先だけでなく、回転する両端がどこを通るのかまで見極める必要があり、わずかな操作のずれが失敗につながる設計だ。

別のステージには木箱や水場が配置され、周囲を巨大な植物や樹木のような造形物が覆っている。画面左上にはコインのカウンター、左下には案山子をかたどったアイコンも表示されており、ステージ内の収集と生存の両方を意識させる画面構成となっている。

回転反転やパワーアップ、異様なミニゲームも待ち受ける

ステージが進むにつれて、回転方向を反転させるスプリング、危機を切り抜けるパワーアップ、異質な敵やグロテスクなミニゲームなどが登場する。覚えるべき基本操作はシンプルだが、罠の配置と回転の周期を読み、適切なタイミングで進路を選ぶ精度が問われる。

巨大な昆虫や絡み合う触手のような装飾が描かれたステージでは、画面左上にタイマーが表示されている。落ち着いて経路を読むパズル性と、素早い判断を求めるアーケード性を両立させた構成が特徴となる。

より短いタイムや高いスコアを狙って同じステージへ繰り返し挑戦できるため、手順を少しずつ洗練させる遊びとも相性がよさそうだ。

地図をたどり、手描きの異世界を巡る

ワールドマップには、村や森林、沼地、山岳地帯を結ぶルートと多数のステージ地点が描かれている。中央付近では紫色の案山子が現在地を示し、選択中のエリアについてはステージ内の経路も別枠で表示される。

画像では「The Swamp」「The Buried Titans」と記されたエリアが選ばれており、一本道だけではない入り組んだコースを確認できる。ステージごとに景観と障害物が変化し、旅を進めるにつれて手描き世界の異様さも深まっていく。

無料デモで、止まらない回転を先行体験

『Spinning Scarecrow』のSteamストアページでは、無料デモを配信中。発売前に、回転する案山子ならではの操作感や、狭い通路を抜けたときの達成感を確かめられる。

対応言語には英語、イタリア語、簡体字・繁体字中国語、日本語などが含まれ、日本語のインターフェースと字幕にも対応予定だ。気になる人はデモを試し、ウィッシュリストへ登録して8月4日の発売を待ちたい。