造船だけを楽しむ新作『ShipShaper』、9月3日にSteam早期アクセスへ

パブリッシャーのWired Productionsと、BAFTAノミネート歴を持つソロ開発者Tomas Salaは、船体を自由に造形するクリエイティブゲーム『ShipShaper』のSteam早期アクセス版を、2026年9月3日にリリースすると発表した。発表はSix One IndieのイベントSix One Demo Daysのオープニングプレゼンテーションで行われた。
Wired ProductionsとTomas Salaは、『The Falconeer』『Bulwark: Falconeer Chronicles』に続く7年来のタッグを組んできた間柄。今回の『ShipShaper』は、その両作で培われた造船アセット制作の技術を、ゲームそのものの主役に据えた一本となる。
紹介動画
戦闘もグリッドも無し、あるのは船体を形づくる感覚だけ

本作には戦闘も資源管理も、マス目に沿った制約のあるグリッドも一切ない。プレイヤーができるのは、船体の形状を押す・引く・曲げるという単純な操作だけだ。画面に浮かぶカラーホイールやハンドルを使って輪郭をなぞっていくと、漁船、帆船、装甲艦、潜水艦まで、思いのままの船が姿を現す。複雑な建造ルールを覚える必要がなく、直感的に「形を彫る」感覚に近い作りになっている。
早期アクセスで加わる新要素——歴史的な兵器から光の演出まで
早期アクセス版では、これまで進化を続けてきた無料デモに対し、コミュニティから寄せられた要望の多い機能がまとめて追加される。目玉は、造った船を実際に走らせて試せる「テストドライブ」機能。あわせて新たな歴史的兵器・砲塔、推進方式、帆の種類(スタンスル含む)、動的なランプなどの照明演出、レール沿いに窓を配置できるといったより柔軟な造形ツールも加わる。
帆船から重武装の艦艇まで、造形の幅は広い。プレイヤーごとの個性がそのまま船名と姿に表れる作り込みが、本作の見どころのひとつになりそうだ。
Steam Workshopと商用ライセンスで、造船が創作の入口になる

早期アクセスではSteam Workshopにも対応し、他プレイヤーが公開した船をダウンロードして編集したり、自分の作品をワンタッチで共有したりできるようになる。さらに、完成した船にはロイヤリティ不要の商用FBXエクスポートライセンスが無料で付与される点も見逃せない。作った船は自分のゲームやMODに転用できるほか、Bulwark: Falconeer Chroniclesのワークショップへ直接エクスポートして試すことも可能。ボトルに封じた「The Auspex」のような一隻をそのまま飾り、3Dプリントで手元の造形物として仕上げることもできる。
テストドライブと無料デモ、まずは今すぐ触れる

早期アクセスの目玉である「テストドライブ」が実装されれば、これまで見て・造るだけだった船を、実際に海へ出して走らせられるようになる。対応プラットフォームはWindows 10以降とLinux(Proton)。製作したビジョンが波の上でどう動くのか確かめられる点は、造形派のプレイヤーにとって大きな一歩だ。
現在も無料の体験版がSteamで配信中で、9月3日を待たずに造形の感覚を先取りできる。開発中の様子や先行ユーザーの作例は、Wired Productionsの公式Discordで行われているクローズドβでも公開されており、最新情報は公式Xや公式YouTubeでも随時発信される予定だ。




