心とは何かを問うSF恋愛ADVが、姿を変えてSteamに現れた

株式会社MAGES.は、SF恋愛アドベンチャー『My Merry May with be』のHDリマスター版をSteamで発売開始したと発表した。本作はNintendo Switch™・PlayStation®4向けに2026年6月25日にすでに発売されていたタイトルで、今回そのSteam版が登場した形だ。

もとになったのは2002年発売の『My Merry May』と、2003年発売の続編『My Merry Maybe』。2005年にはKIDから、両作に3つの補完シナリオを加えた集大成版『My Merry May with be』が発売されており、今回のHDリマスターはその高解像度版という位置づけになる。

2作品+3つの追加シナリオを収録した集大成版

Switch/PS4/Steam版パッケージビジュアル
ゲーム選択画面『My Merry May』『My Merry May be』

Steam版は通常価格6,380円(税込)で配信されており、記事執筆時点では8月17日まで20%オフの5,104円(税込)で購入できるセールも実施中だ。ゲーム選択画面では『My Merry May』と続編『My Merry May be』を切り替えて遊べる構成になっており、2本の物語と追加シナリオをまとめて収録した完全版であることがうかがえる。

人造生命体レゥと紡ぐ、SFと恋の物語

物語の中心となるのは、人の姿を模して作られた人造生命体・レゥ。声を担当するのは松岡由貴。無数のケーブルに繋がれた研究施設のような場所から始まる出会いを軸に、「心とは何か」「人間とは何か」という問いに向き合っていくのが本作の骨格だ。

猫耳のレゥと仲間たちのキャラクターアート
紫の衣装を纏うキャラクターが夜空の下で構えるシーン

続編パートでは、月夜の屋上で対峙するような緊迫したシーンや、紫の衣装をまとったキャラクターが力を放つような場面も描かれ、日常の恋愛劇だけでなくSFらしい展開も待ち受けている。

学園と日常に散りばめられた、もう一つの青春

教室で指を立てる茶髪の女子生徒
眼鏡をかけ鉛筆をくわえて勉強する女子生徒
「みのり」の名札をつけた制服姿の少女
青髪の少女が窓辺で微笑むシーン

レゥとの出会いだけでなく、学校の教室や部屋でくつろぐ何気ない日常も丁寧に描かれているのが本シリーズの持ち味。名札に名前が入った制服姿など、キャラクターごとの生活感がしっかり作り込まれている様子が見て取れる。

夏祭りの露店を背景に3人が並ぶ場面も収録されており、恋愛アドベンチャーらしい季節感のあるイベントも楽しめそうだ。

夜の対話が物語を静かに動かす

夜のベランダでたたずむ女性
音楽プレイヤーを手に床に寝転ぶ少女
オフィスで椅子に座る女性
眠るレゥのそばに寄り添う黒いタートルネックの女性

夜のベランダでの物思いや、眠るレゥのそばに寄り添う場面など、静かな時間を切り取ったスチルも多く用意されている。派手な演出だけでなく、こうした落ち着いた対話の積み重ねが、レゥというキャラクターへの愛着を育てていく構成のようだ。

株式会社MAGES.

株式会社MAGES.

株式会社MAGES.は、ビジュアルノベルやアドベンチャーゲームの企画・開発・販売を手がける企業。『STEINS;GATE』シリーズなどで知られ、今回はKID時代の名作『My Merry May』シリーズのHDリマスター展開を担う。

サウンドの記憶も、あわせて振り返る

作中の音楽は阿保剛が全曲作編曲を手がけており、Switch版限定版にはそのサウンドを収めた「Sound Collection」DVDが同梱されていた。ディスクのデザインにも、カプセルに包まれたレゥの姿が描かれ、本作のSF的な世界観が音楽面にも通底していることがうかがえる。

『My Merry May with be』の詳細は公式サイトで確認できるほか、最新情報はMAGES.(GAME)公式Xでも発信されている。Steam版はSteamストアページから購入可能。2005年生まれの物語に触れてみたい人は、8月17日までのセール期間中にチェックしておきたい。