会話するだけで物語が動く、『ライザのアトリエ』のAIチャットRPGが始動

SpiralAI株式会社(代表取締役CEO:佐々木雄一)は、コーエーテクモゲームスからライセンスを受け、『ライザのアトリエ』シリーズを題材にしたAIチャット形式RPG『RyzaChat:AIライザと創るあなただけのひと夏の夢物語』を発表した。2026年8月4日より事前登録ページで登録受付を開始し、正式配信は2026年8月18日(火)を予定している。対応プラットフォームはiOS・Androidの2機種だ。

開発・運営を手がけるSpiralAIは、大規模言語モデルを用いたサービス開発を行う企業。本作では、決まったコマンドを選んで進める従来のRPGとは違い、「話すだけ」で旅や戦闘が進んでいく仕組みを打ち出している。

決まったシナリオはない、会話がクエストを生み出す仕組み

『RyzaChat:AI』はフリーシナリオ型のAIチャット形式RPGで、舞台は原作でもおなじみのクーケン島。プレイヤーとライザとの何気ない会話そのものが、物語を形作っていく。

遊び方は、クエストに沿って物語を進めたい時の「RPGモード」と、目的を決めずライザとゆっくり過ごす「雑談モード」を自由に切り替えられる構成。会話の内容に応じて「あなただけのクエスト」が無限に生成される仕組みで、最初のクエストとして提示されるのは「クーケン島の外へ出るための舟を作る」こと。会話中に手に入れたアイテムは「持ち物」に蓄積され、探索や戦闘では「スタミナ」を、船や家を建てる際にはゲーム内通貨「コール」を使う。舟を完成させると、原作マップに準拠したクーケン島のワールドマップが解放され、島内を自由に移動できるようになる。

絵は人の手、声は本人収録、言葉は原作学習――作り手を守る仕組み

AIを軸にしたゲームでありながら、本作は制作面でいくつかの原則を明確に掲げている。

キャラクターのイラストは、原作イラストレーターのトリダモノ氏の監修のもと、すべて人の手で制作されており、画像生成AI・動画生成AIは一切使用していない。ライザの声も、原作声優ののぐちゆり氏が本アプリ専用に新規収録した音声素材をもとに、SpiralAI独自の音声合成技術で運用している。

会話文の生成には、SpiralAIが独自開発した大規模言語モデル「SpiralLLM」を採用。『ライザのアトリエ』シリーズ全編のシナリオと設定資料集を学習させたモデルで、クーケン島のマップやキャラクター設定もコーエーテクモゲームスの監修のもと、原作の世界観を踏襲して構築されている。

そして本作の売上は、使用されたイラスト・音声・原作素材に応じて、イラストレーター・声優・原作IPホルダーへロイヤリティとして還元される仕組みだ。生成AIを使ったコンテンツに対し、クリエイターへの還元や権利配慮を求める声が強まるなか、その一つの回答を示す形といえる。

発表当日はのぐちゆり氏出演の特別番組も

紹介動画

発表と同じ2026年8月4日12時からは、ライザ役の声優・のぐちゆり氏が出演する特別番組がYouTubeチャンネル「ファミ通TUBE」で配信された。本作の魅力や、これまで語られていなかった制作の裏話が紹介されている。

事前登録は本日スタート、配信は8月18日を予定

『RyzaChat:AIライザと創るあなただけのひと夏の夢物語』の事前登録は本日8月4日より開始しており、正式配信は2026年8月18日(火)を予定している。なお、原作にあたる『ライザのアトリエ ~秘密トリロジー~ DX』も好評発売中だ。

会話だけで紡がれるクーケン島でのひと夏の物語がどんな体験になるのか、配信開始まで続報を追っておきたい。