太陽に飲まれる楽園と、崩壊した施設——対照的な二つの世界

Serenity ForgeとデベロッパーのArbitrary Metricは、『Roman Sands RE:Build』を2026年9月16日にPlayStation 5・Xbox Series X|S・PlayStation 4・Xbox One・Nintendo Switch・PC(Steam)向けに発売すると発表した。開発を手がけるArbitrary Metricは、IGF賞を受賞した『Paratopic』のスタジオとして知られている。
本作は、終わりを待つ豪華リゾートと、荒廃した動物学研究施設という、対照的な二つの世界が交錯する物語構成が特徴だ。
終わりを待つ客たちが集う、太陽に沈む楽園

一つ目の舞台は、太陽が世界を飲み込む終末を静かに待つ、時が止まったような高級リゾート。プレイヤーはここに流れ着き、癖の強い滞在客たちと出会う。プールのフィルター清掃のような日々の要求に応えながらランクを上げ、装備を整え、リゾートの底に隠された謎を少しずつ解き明かしていく展開になるようだ。

スパでゴミを片付ける場面など、優雅な滞在の裏で降ってくる細々とした頼まれごとをこなす様子も確認できる。穏やかな南国リゾートの空気と、“世界の終わり”という設定の落差が、独特の不穏さを生み出している。
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無線越しの声だけを頼りに、崩壊する施設を生き延びる

もう一つの舞台は、外の世界がすでに人の住めない状態となった、崩壊しつつある動物学研究施設。プレイヤーは施設の管理人として、寄生生物の脅威に直面しながら、生命維持システムが停止に向かう中を進んでいく。頼りになるのは、無線越しに届く声だけだ。

施設内には「LOCKDOWN(封鎖)」や「WARNING RESIDUE CRISIS」といった警告表示が明滅し、リゾート編とは対照的な緊迫感が漂う。

物語の随所には、こうした人物カードとともに独白めいた台詞が挿し込まれる場面もあり、リゾートと施設、二つの世界をまたぐ登場人物たちの存在も本作の鍵を握っていそうだ。
ジャンルを横断する不条理アドベンチャー、『Paratopic: Overdub』も同時発売
本作はアドベンチャー、ビジュアルノベル、パズル、ホラー、サバイバルシミュレーションといった複数のジャンルを横断する構成で描かれる。同じ9月16日には、Serenity Forgeより『Paratopic』のPC再発売版『Paratopic: Overdub』も発売される予定だ。
『Roman Sands RE:Build』は、2022年12月にNintendo Switch・PC向けとして初めて発表され、当初は2023年の発売が予定されていた作品。その後発売時期が延期されていたが、今回ついに具体的な発売日が明らかになった形だ。
発売は9月16日、対応プラットフォームは幅広く
『Roman Sands RE:Build』はPlayStation公式ストア、Xboxストア、Steamのいずれでもページが確認できる。太陽に飲まれる楽園と、無線の声だけが頼りの廃墟——性質の異なる二つの終末を行き来する不条理な旅を、9月16日の発売に向けて追っておきたい。






