RED×ソニーPCLが手を組む新レーベル「REP」始動

映像制作会社REDと、ソニーグループの映像・コンテンツ制作会社ソニーピーシーエル(ソニーPCL)が、空間体験レーベル「REP(レップ)」の共同展開を始めたことが発表された。REDは、映像制作会社ギークピクチュアズのグループ会社で、旧社名ネストビジュアルから2023年に商号を変更した企業だ。

「REP」は、REDの表現力とソニーPCLの先端技術を掛け合わせ、美術・マンガ・アニメ・ゲームなど日本が育んできた表現文化を、そのまま保存・再現するのではなく「再存在化(Re-presence)」させることを目指すレーベルだという。作品や世界観を、単なるアーカイブではなく、その場に居合わせているかのような体験として立ち上げ直す試みと言える。

舞台はパリ、Esports World Cup 2026のFAN FEST

「REP」の第一弾となる取り組みが、2026年7月6日から8月23日までフランス・パリのポルト・ド・ヴェルサイユで開催される「Esports World Cup 2026」だ。会期中のFAN FESTにおいて、来場者の動きに反応してマンガの印象的なシーンを引き出す空間体験型マンガライブラリー「Drawin」のBeta版が公開されている。世界的なeスポーツの祭典の一角で、日本のマンガ表現が体験型のコンテンツとして披露される形だ。

壁に浮かぶマンガのコマを、指先で組み替える体験

「Drawin」は、壁面に設置されたタッチセンサーを使い、空間に漂うマンガのコマに直接触れたり、スライドさせて組み合わせたりすることで、さまざまな演出を引き出せる体験型ライブラリーだ。ページをめくって読むという従来のマンガ体験とは異なり、コマそのものを手で動かしながら物語の断片に触れていく感覚が味わえる仕掛けになっている。

株式会社ギークピクチュアズ

株式会社ギークピクチュアズ

株式会社ギークピクチュアズは2007年設立の映像制作会社。グループ会社REDを通じて、今回の空間体験レーベル『REP』にも表現力を発揮する立場を担う。

「REP」は今回のEsports World Cup 2026での披露を皮切りに、ロケーションベースエンタテインメント(LBE)として継続的に展開していく方針だという。日本発の表現文化を、体験というかたちで海外に届ける試みがどこまで広がっていくのか、今後の動きに注目したい。