元Ubisoft Halifaxスタッフが設立した新スタジオ、第一弾タイトルを発表

大西洋カナダを拠点とするインディーゲームスタジオ・besszongが、第一弾タイトル『Out of Office!』を発表した。besszongは、Ubisoft Halifaxの元スタッフらによって立ち上げられたスタジオで、創業者のジョージ・グリア氏はUbisoft Halifaxに7年間勤務してきた人物。同スタジオは2026年1月のUbisoft Halifax閉鎖・レイオフを受けて設立された。スタジオ名「besszong」は、グリア氏の曽々祖父にあたるフランス系移民、ジョルジュ・ベッスゾン氏の名前に由来するという。
正体不明の“時代遅れテック企業”、社員は強制リトリートで新製品を試される

『Out of Office!』の舞台は、大西洋カナダの荒野。ノバスコシア州のケジマクジク国立公園をモデルにしたとみられるフィールドで物語が展開する。主人公となるのは、とある“時代遅れのテック企業”に勤める従業員たち。義務的な企業リトリートに送り込まれた彼らは、表向きは同僚との絆を深める合宿のはずが、実際には会社製の技術製品を秘密裏にテストさせられる羽目になる、という筋書きだ。焚き火を囲む2脚の赤いチェアが並ぶこの一枚は、まさにその“強制リトリート”の拠点となるキャンプ地の雰囲気を伝えている。
近接ボイスチャットと“シナジー”が試される、2~6人協力サバイバル

ゲームは2~6人による協力プレイが基本。会話は距離に応じて聞こえ方が変わる近接ボイスチャットで行われ、画面上に表示される「Synergy」ゲージが仲間との連携具合を可視化する。さらに、エネルギーが低下すると“解雇”されてしまうという、他のサバイバルゲームにはない独自の生存メカニクスも用意されている。木の桟橋を渡る場面のスクリーンショットでは、スタミナゲージやTO DOリストとともに、時刻を示すコンパスも確認でき、時間経過を意識しながらタスクをこなしていく作りになっていそうだ。キャラクターの動きには物理演算ベースのアニメーションが採用されており、シリアスになりすぎない遊び心のある要素も随所に盛り込まれているという。
夜の森に潜む、クマとの遭遇

大西洋カナダの大自然は、ただ美しいだけの舞台ではない。夜の森で懐中電灯を頼りに進むと、道の先でクマが伏せているような場面に遭遇することもある。企業研修という名目の裏で、プレイヤーたちは野生動物のリスクとも隣り合わせのサバイバルを強いられることになりそうだ。
紅葉の湖畔から鳥の群れまで、大西洋カナダの四季

紅葉に彩られた湖畔や、ガマの穂が揺れる水辺など、公開されたスクリーンショットからは大西洋カナダの豊かな自然描写がうかがえる。

夕焼けの空を舞うアオカケスの群れが水辺に舞い降りる一枚も公開されており、研修と称した缶詰生活の中でも、ふと足を止めたくなるような景色が用意されているようだ。
開発チームは9~14名、地元カレッジ出身者も参加
開発チームの規模は9~14名程度で、元Ubisoft Halifaxのスタッフに加えて、ノバスコシア・コミュニティカレッジのプログラム出身者も参加しているという。閉鎖という逆境から生まれたスタジオが、地元の若い人材とともに新作を作り上げている点も見どころのひとつだ。
Steamでウィッシュリスト受付中、発売時期は続報待ち
『Out of Office!』は現在、Steamのストアページが公開されており、ウィッシュリストの登録が可能だ。発売時期は「Coming Soon」表記で、具体的な時期は明らかになっていない。最新情報は公式Discordのコミュニティのほか、Instagram、LinkedIn、Bluesky、Facebookでも発信される予定だ。レイオフという逆境から立ち上がった新スタジオが、大西洋カナダの自然を舞台にどんなカオスな協力体験を届けてくれるのか、今後の続報に注目したい。






