セガ新企画「クリエイタープレイリスト」始動、第1弾はソニックの音を紡ぐ大谷智哉

セガが、自社の音楽クリエイターにスポットを当てる新企画「セガ・クリエイタープレイリスト」を始動させた。記念すべき第1弾に選ばれたのは、「ソニック」シリーズの音楽を長年支えてきた作曲家・大谷智哉。本人が自らのキャリアを振り返りながら選んだ全100曲のプレイリスト「Tomoya Ohtani – Essential Works」が、SpotifyApple Musicで公開された。同企画は今後も、セガの他のクリエイターを取り上げながら続いていく予定だ。

100曲に詰まった“大谷サウンド”の全貌

プレイリストには、「ソニック」シリーズの代表曲に加え、『リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産』や『ジャイアントエッグ〜ビリー・ハッチャーの大冒険〜』といった、音楽面で意欲的な挑戦をしてきたタイトルの楽曲、さらにはユニット「Serani Poji」名義でのアレンジ曲までが収録されている。テーマソングからポップなインストゥルメンタル、ドラムンベース、メタルコアまでジャンルは幅広く、一人の作曲家がここまで振れ幅のある音を手がけてきたのかと驚かされるラインナップだ。

大谷本人は今回の選曲について、「どのような感情体験を生み出したいのかを思い描きながら、音楽の方向性を定めてきました」と振り返りつつ、「100曲を並べてみると、さまざまなジャンルに挑戦してきたようでいて、どれも『大谷らしい』曲になっている気がしています」とコメントを寄せている。

25年以上、「ソニック」の音を支えてきた作曲家

大谷智哉は1999年にセガへ入社し、『ソニックアドベンチャー2』や『スペースチャンネル5 パート2』など数々のタイトルの楽曲制作に携わってきた。2006年発売の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』からはサウンドディレクター兼リードコンポーザーとしてシリーズの音楽を牽引し、2022年の『ソニックフロンティア』ではCEDEC AWARD 2023の音楽部門で優秀賞を受賞している。

さらに、経済産業省がまとめた米国での人気日本楽曲に関する報告書(2023年)では、アーティスト部門10位・代表曲15位にランクインするなど、国内外で評価を集める存在だ。DJミックスアルバムのリリースや、ライブイベント「SONIC MUSIC EXPERIENCE」への出演など、ゲーム音楽の枠を超えた活動も続けている。日々の様子は本人のXInstagramでも発信されており、ファンとの距離も近い。

気になったら、まずは一曲から

「セガ・クリエイタープレイリスト」は今回が記念すべき第1弾で、今後も同社のクリエイターにスポットを当てた企画が続いていく見込みだ。「Tomoya Ohtani – Essential Works」はSpotify・Apple Musicのどちらでも無料で聴くことができる。「ソニック」シリーズになじみのある人はもちろん、ゲーム音楽そのものに関心がある人も、まずは1曲から大谷サウンドの世界に触れてみてほしい。

編集部