開発中止のまま眠っていた2作が、9年越しで日の目を見る

任天堂は2026年7月31日、「バーチャルボーイ Nintendo Classics」に、当時発売中止となっていた2タイトル『ZERO RACERS』『ドラゴンホッパー』を追加すると発表した。配信開始は2026年8月4日(火)。両作はいずれも任天堂がバーチャルボーイ本体向けに開発していながら一度も発売されることなく開発中止となっていた作品で、今回のサービス上での配信が事実上の初お披露目となる。

なお「バーチャルボーイ Nintendo Classics」自体は2026年2月17日にサービスが始まっており、この2作は開始当初から「2026年内に配信予定」として2026年1月に予告されていたタイトルでもある。

ZERO RACERSは、感情を失った未来の人類が繰り広げるダクトレース

『ZERO RACERS』の舞台は、30世紀に近づいた未来。かつての栄華から衰退し地中での生活を強いられ、さまざまな感情を失ってしまった人類が「RACE」という競技を開催している、という設定だ。プレイヤーは浮遊マシンを操縦し、四角いダクト状に構成されたコースを5周するレースに挑む。基本操作は加減速と上下左右の移動で、決められた順位条件をクリアすると次のコースへ進める仕組みになっている。

ドラゴンホッパーは、地底に落ちた王子ドーリンが4人の精霊を探す物語

もう一本の『ドラゴンホッパー』は、アクションゲーム。天空の国の王子ドーリンは、反乱を起こした大臣レクサーの追手に追い詰められ、地底深くへと落ちてしまう。そこで妖精たちに助けられたドーリンは、妖精の国から姿を消した4人の精霊を探しながら、天空の国を目指して旅をする内容だ。操作はRボタンでのジャンプとAボタンでの攻撃が基本で、浮遊する足場を渡り歩きながら敵を倒し、鍵を集めてステージを攻略していく。

画面をやさしく彩る、新しいカラー変更機能も追加

タイトル追加と同じ8月4日には、ゲーム画面のカラー変更機能も実装される。プレイ中にRスティックを長押しし、Xボタンでサイズ・カラー変更画面に切り替えたあと、L/Rボタンで好みの表示色を選べるようになるという。選べる色は緑・ゲームボーイ風・スーパーゲームボーイ風の3種。バーチャルボーイ特有の赤一色の表示に馴染みがなかった人にとっても、遊びやすさが広がる改善といえそうだ。

配信条件とペーパーモデルの割引情報

両作を含む「バーチャルボーイ Nintendo Classics」の対応プラットフォームはNintendo Switch 2およびNintendo Switch(Switch Liteを除く)。利用には有料のNintendo Switch Online + 追加パックへの加入が必須で、さらにプレイには別売りの専用ハード「バーチャルボーイ for Nintendo Switch 2/Nintendo Switch」、または「バーチャルボーイ(ペーパーモデル)for Nintendo Switch 2/Nintendo Switch」のいずれかが必要になる。

このうちペーパーモデル版は、2026年7月31日10:00から8月17日23:59までの期間限定で割引価格で販売される。通常ハードは割引の対象外で、通常価格のままとなる。専用ハードの詳細や購入はNintendo Storeの特集ページで確認できる。

幻に終わった2作がどのような手触りで甦るのか、8月4日の配信開始を待ちたい。