『シュレディンガーズ・コール』、Metacritic「2026年上半期ベストゲーム」で堂々の第1位に

株式会社集英社ゲームズが手がけるノベルアドベンチャー『シュレディンガーズ・コール(Schrödinger’s Call)』が、大手レビュー集約サイトMetacriticの「2026年上半期ベストゲーム」で第1位を獲得し、メタスコア90点で「Must-Play」に選出された(2026年7月7日15:00時点)。年間を通じても90点台への到達はごくわずかで、わずか3人のチームによるデビュー作がこの評価に届いたのは異例の快挙だという。

生と死のはざま、21ナノ秒に交わる声

物語の舞台は、月が落ち世界が終わりを迎えるまでの、わずか21ナノ秒間。記憶を失った少女メアリは、謎めいた猫ハムレットに導かれ、一台の電話機を通じて、電話の向こうにいる人々の人生と思いに耳を傾けていく。絵本を読んでいるかのような、優しさに包まれる読み心地が持ち味のビジュアルノベルだ。詳しい世界観は集英社ゲームズの公式サイトでも確認できる。

海外メディアも絶賛、OpenCriticでも「Mighty」評価

Metacriticだけでなく、同じくレビュー集約サイトのOpenCriticでも92点を獲得し「Mighty」評価を受けた。2026年のベストゲームランキングでは首位と同点の第2位につけ、ビジュアルノベル部門に限れば歴代第2位にランクインしている。

海外メディアのレビューでも高評価が相次いだ。Polygonは「2026年屈指の高評価を獲得している本作は、アイデンティティをテーマにした、人の心を引きつけて離さない深い思索の物語」と評し、Niche Gamerは「決定版とも言えるビジュアルノベルであり、この形式が持つマルチメディアの魅力をすべて違和感なく融合させている」と紹介。Noisy Pixelも「近年で最も人々の心を揺さぶり、芸術的完成度の高いビジュアルノベルの一つ」と称賛している。

手帳と電話が導く、記憶と選択の物語

登場人物の証言や手がかりを書き込んでいく「手帳」画面
言葉を選んで相手の心に届ける、選択のシーン

ゲーム内では、電話越しに聞いた証言や手がかりを「手帳」に書き留めながら、登場人物それぞれが抱える事情を少しずつ紐解いていく。時には、相手の心に触れる言葉をしっかり選んで投げかける場面も用意されており、プレイヤーの選択そのものが物語の温度を左右する仕組みになっている。

3人の小さな工房が、南米の舞台でも評価される

本作を手がけたのは、わずか3人からなる開発チーム「アクロバティックチリメンジャコ」。デビュー作でありながら、ブラジル・サンパウロで開催された南米最大級のゲームイベント「gamescom latam 2026」でも、Best Art(最優秀アート賞)とBest Narrative(最優秀ナラティブ賞)の2部門でファイナリストに選出されるなど、国内外で評価を広げている。集英社ゲームズの取り組み全般は公式サイトでも紹介されている。

株式会社集英社ゲームズ

株式会社集英社ゲームズ

株式会社集英社ゲームズは2022年設立、東京・神保町を拠点とするゲームパブリッシャー。『シュレディンガーズ・コール』をはじめ、新しい才能によるタイトルを世に送り出す活動を続けている。

まずは無料体験版で、第1章の物語に触れてみる

『シュレディンガーズ・コール』はNintendo SwitchおよびSteam向けに、2026年5月28日から好評発売中。価格は2,480円(税込)で、対応言語は日本語・英語・中国語(繁体字/簡体字)、対象年齢の目安はIARC 7+となっている。

Steamでは第1章をすべて遊べる無料体験版も公開中で、最後まで進めたクリアデータは製品版に引き継ぐことができる。世界の終わりに響く電話の声を、まずは体験版から確かめてみるのもよさそうだ。