呪いを解く鍵は「運命の人」――『恋に落ちるしかなかった』

中国のインディーデベロッパーXsoが手がける百合ビジュアルノベル『恋に落ちるしかなかった』(原題:不恋爱就完蛋了、英題:Love Curse: Find Your Soulmate)が、じわじわと存在感を増している。Steamでの配信開始は2025年4月19日で、当初の対応言語は中国語と英語のみ。ところが2026年4月26日のアップデートで待望の日本語ローカライズが実装されると、日本語プレイヤー数はローカライズ前と比べて約320%まで伸びたという。

公式トレーラーでは、呪いに苦しむ主人公と、彼女を取り巻く4人の女性たちとの出会いが映し出されている。

「運命の人を見つけなければ死ぬ」――呪いを背負った主人公

物語の主人公は、大学生活とインターンを両立させながら、期限内に「運命の人」を見つけなければ死んでしまうという呪いにかけられた女性。攻略対象として描かれるのは、学生会長のIris Wen、同級生のEleanor Si、CEOのVictoria Qi、幼なじみのNyx Xiaの4人だ。ゲーム全体は約320,000文字のストーリーテキストと40種類以上のCG、7人のサブキャラクターで構成され、4つの恋愛ルートの先には12種類のエンディングが待つ。

冷たく見えた相手が見せる、ふとした優しさ

カフェで腕を組み、柔らかく微笑むのは学生会長のIris。凛とした佇まいの裏にある人懐っこさが、主人公との距離を少しずつ縮めていく様子がうかがえる。

一方、CEOのVictoriaとの一幕では、涙を拭うハンカチを差し出す姿に「思っていたより冷たい人ではないのかもしれない」と主人公が胸の内でつぶやく場面も用意されている。第一印象を覆されていく過程こそ、本作の恋愛描写が支持される理由のひとつだろう。

呪いの合間にも交わされる、他愛のないやり取り

スマートフォンのメッセージ画面では、「面接は今日だっけ?頑張ってね」と気遣うIrisに、主人公が「終わったらお昼でも一緒にどう?」と誘い返すやり取りが確認できる。学園や職場を舞台にした日常会話パートを丁寧に積み重ねていく作りが、キャラクターとの関係を自然に深めていく仕組みになっている。

無料エピローグと日本語対応で、火がついた人気

2026年4月26日のアップデートでは、日本語ローカライズと合わせて無料のエピローグDLCも追加された。追加分は約14万文字のシナリオと28枚の新規CGを含み、ゲーム全体のボリュームは約3割増加している。一方で、日本語・韓国語ローカライズにかかるコスト増を理由に、2026年3月26日から一部地域では価格が改定された(改定前価格は1,800円)。Steamのユーザーレビューは3,103件中95%が「非常に好評」の評価を付けており、今後はNintendo Switch版への移植も計画されているという。

猫との攻防戦も、見どころのひとつ

デフォルメされたタッチの一枚絵では、キャラクターたちが一匹の猫を巡って表情を崩すコミカルな一幕も描かれている。シリアスな恋愛描写だけでなく、こうした肩の力が抜けたひとコマが挟まるのも本作の魅力になっている。

気になったら、公式SNSとストアページをチェック

最新情報は公式X(@LoveCurseFYS)のほか、BlueskyBilibiliWeiboで随時発信されている。作品の公式サイトはこちら、ゲーム本編はSteamで配信中だ。呪いから始まる恋の行方が気になったら、まずはストアページをのぞいてみてほしい。