日本語ローカライズ後、静かな熱狂が広がる百合ビジュアルノベル
百合ビジュアルノベル『恋に落ちるしかなかった(Love Curse: Find Your Soulmate)』が、日本語対応をきっかけに静かな人気を集めている。開発・販売を手がけるのは中国拠点のインディーチーム・Xso。本作はSteamで2025年4月19日に発売された。
開発元は公式X(@LoveCurseFYS)で「#恋に落ちるしかなかった 体験版の日本語ローカライズをアップデートいたしました。より自然な翻訳でゲームをお楽しみいただけます。皆様のプレイをお待ちしております!」と伝えている。日本語ローカライズは当初中国語・英語のみだった対応から段階的に進められ、2026年1月19日時点で進捗は約60%だったが、その後正式に実装された。
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12〜15時間のはずが100時間超え、なかには2700時間超のプレイヤーも
本作のSteamレビューは3,000件を超え、「圧倒的に好評」(約95%が好評)のステータスを維持している。しかし特筆すべきは、その先の話だ。AUTOMATONが2026年7月14日に公開した開発者インタビューによれば、1周あたり12〜15時間とされる本作を100時間超プレイしたと報告するプレイヤーが続出しているという。単純計算でも約10周分にあたり、なかには2700時間超という記録も確認されているそうだ。
開発元は、キャラクターへの深い愛着がその理由だと分析している。物語には12種類のエンディングと複数の分岐選択肢が用意されており、細かな伏線は何周もプレイして初めて気づけるものも多い。大学・職場を舞台にした成人キャラクターたちを描くことで、「思春期から大人への狭間」という人生の転機を丁寧に描いた点も、繰り返し遊びたくなる没入感につながっているようだ。
日本のプレイヤーは約320%増、その裏で進む値上げと無料DLC
同インタビューによれば、日本語ローカライズ後、日本のプレイヤー数は約320%増加したという。もともと日本ユーザーの割合は小さかったため全体に占める比率は限定的だが、急成長ぶりがうかがえる数字だ。
一方で、2026年3月25日に伝えられた発表では、日本語・韓国語ローカライズのコスト増を理由に、同年3月26日から本作の価格が引き上げられることも明らかになった。値上げと合わせて、無料の後日談DLCの配布も予定されており、当初計画よりボリュームを3割増やして制作されているという。気になる人は、開発元がまとめた公式Q&Aもあわせて確認しておきたい。
呪いから逃れるための「運命の相手探し」、音声は中国語のまま
物語の舞台は大学と職場。主人公は「恋に落ちなければ死んでしまう」という呪いを抱え、運命の相手を探すことになる。ストーリーは32万字規模、CGは40枚以上、攻略対象は4人、サブキャラクターは7人という構成だ。なお、音声は日本語ローカライズ後も中国語のみでの収録となっている。
Nintendo Switch版への移植も検討されているというが、発売時期は今のところ未定だ。日本語対応で遊びやすくなった今、体験版から本作の世界に触れてみるのもよさそうだ。
編集部



