イオンファンタジーの2026年2月期 決算補足資料について、主要KPIとスライドの要点を整理した。数値・画像は発表元の公開資料に基づく。
## 決算サマリー
連結業績(2026年2月期実績)
売上高
930億円(93,290百万円)
前期比 +6.9%
経常利益
73億58百万円
前期比 +113.9%
親会社株主に帰属する当期純利益
27億90百万円
前期差 +4,607百万円
2027年2月期 連結業績予想
セグメント別 営業利益(2026年2月期実績)
中国
△13億68百万円
前年差 +1,683百万円
## スライド全ページ
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P4資本金18億29百万円、筆頭株主はイオン株式会社(60.48%)、従業員数7,947名(2026年2月末時点)でアミューズメント施設とプレイグラウンドを運営。
P52025年度の店舗数は1,303店舗、売上高932億円(国内755億円・海外180億円)まで拡大し、1,000店舗達成を経て成長を継続。
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P7店舗数は1,303店舗(FCを含む)で、日本788店舗・中国117店舗・マレーシア128店舗など海外にも展開、国内売上はアミューズメント事業が95%、海外はプレイグラウンド事業が54%を占める。
P8アミューズメント事業の業態別売上構成比は、専門店が2024年度11.0%→2025年度13.0%に上昇し、標準店は89.0%→87.0%に低下。
P9プレイグラウンド事業の業態別売上構成比は、2025年度に標準店(大商圏型)70.4%・標準店(中小商圏型)9.6%・その他20.1%という内訳に。
P10その他事業の2025年度売上構成比は、温浴事業54.7%・オンライン事業31.6%・地域共生事業13.6%という内訳。
P11海外の国別売上構成比はマレーシア32.0%が最大で、フィリピン19.9%・インドネシア17.6%・中国15.8%が続く。
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P132026年2月期は売上高93,290百万円(前期比106.9%)、営業利益6,114百万円(前期比140.7%)、経常利益7,358百万円(前期比213.9%)と主要指標が過去最高を更新。
P14セグメント別では国内が売上高75,516百万円(+8.7%)・営業利益7,019百万円(+808)と好調、アセアンは増収減益、中国は営業利益が前年同期より16億83百万円改善。
P15資産合計は64,228百万円(前期末比+10,555)に拡大、負債合計も56,214百万円(+9,383)と増加、純資産合計は8,014百万円(+1,171)。
P16営業CFは11,598百万円(△754)、投資CFは△14,856百万円(△3,998)、財務CFは4,725百万円(+7,566)で、現金及び現金同等物期末残高は7,792百万円(+1,651)。
P17当期末の店舗数は合計1,303店(新店257・閉店182)で、日本788店・アセアン398店・中国117店の構成。
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P19国内は業態・エリア開発や既存店深化の取り組みが軒並み◎評価で売上構成比81%、アセアンは16%で改善中、中国は3%で事業整理を推進。
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P21国内事業は売上高・売上総利益・営業利益・経常利益ともに3期連続で過去最高を更新し、営業利益は70億19百万円(公表比108.0%)、経常利益は79億21百万円(公表比129.9%)。
P22国内の年度累計売上高は755億円に拡大し、うち標準店が651億円と過去最高、専門店も103億円まで成長し構成比13.6%を占める。
P23国内営業利益は前年同期6,211百万円から当期7,019百万円へ+808百万円増加、既存店売上増加+827の一方で人件費増加△535などがあったが新店の黒字寄与が押し上げ。
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P25プライズ部門は売上高前期比108.0%、既存店105.3%で、とれやすさ訴求のキッズプライズが前期比118.3%と伸長を牽引。
P26メダル部門は売上高前期比101.1%、既存店102.0%、会員数は前期比109.5%とターゲット別イベント施策が奏功。
P27体感部門は売上高前期比110.5%、既存店112.3%で、「マイよくばりパス」拡大によりよくばりパス売上高も前期比103.2%に伸長。
P28カード部門は売上高前期比112.4%、既存店113.3%とポケモン等の人気IPが牽引し、新機種「オレカバトル2」は市場シェア46%を獲得。
P29デジタル会員数は前期比219.9%と急拡大し累計約331万人に到達、公式LINEは約209万人、子育て応援アプリ「トットット」は約122万人まで拡大。
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P31専門店はカプセルトイが当期53店舗出店で累計244店舗・売上高5,357百万円、プライズは当期13店舗出店で累計84店舗・売上高4,760百万円に拡大。
P32新業態「クレーン横丁 極」は面積1,000〜3,000㎡と広く、食料品や生活雑貨中心の景品で買い物体験を提案し、想定年商は3億円〜15億円。
P33「クレーン横丁 極」1号店の石橋店は計画年商約5億円に対し進捗約110%、2号店のコーナン船橋花輪インター店は計画年商約15億円に対し進捗約120%と好調。
P34プレイグラウンドは「のびっこ」を当期10店舗出店し累計10店舗、「ちきゅうのにわ」は当期11店舗出店し累計19店舗に拡大。
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P36アセアン事業は売上高が前年13,181百万円から当年15,222百万円と4期連続で過去最高を更新した一方、営業利益は前年1,190百万円から当年465百万円へ減益、償却前営業利益は前年4,584百万円から当年4,622百万円へ増加。
P37アセアン事業は既存店の収益低下が営業利益減益の主因で、店舗活性化は計画43店舗に対し実績69店舗(+26店舗)と前倒しで推進し実施効果は売上高前後比約16%増。
P38マレーシアは全店売上高が前期比108.2%で店舗数累計128店舗まで拡大したが、既存店(非活性化店舗のみ)は93.5%と低下、年度末既存店の低下要因は新会計基準対応等で△25.1ポイント。
P39タイは全店売上高が前期比118.9%と好調で、幼稚園等への訪問により当社施設への来場者は160千人・前期比139%増、店舗数累計は53店舗。
P40フィリピンは全店売上高が前期比109.3%で4期連続過去最高を更新し、店舗数累計76店舗・プレイグラウンドの市場シェアNo.1を継続。
P41インドネシアは「Pokémon Mezastar forest」を全95か所に拡大出店し全店売上高は前期比151.4%と大幅増、店舗数累計は93店舗。
P42ベトナムは全店売上高が前期比99.5%とほぼ横ばいながら、活性化実施店舗は102.4%(+17.6ポイント)と改善し店舗数累計43店舗。
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P44中国事業は売上高が前年4,829百万円→当年2,850百万円(前期比△41.0%)と減少する一方、営業利益は前年△3,052百万円→当年△1,368百万円へ16億83百万円改善。
P45中国の営業利益は24年度△3,052百万円から前期閉店効果・経費削減効果等の積み上げで25年度△1,368百万円へ1,683百万円改善したが、一時区画の売上減等△439の影響で計画未達。
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P47サステナビリティでは「ららちゃんのハートフルツアー」等の社会貢献活動を全国189件実施し当期累計4,878人のこどもが参加、環境面では景品袋のプラスチック使用量削減などに取り組む。
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P492026年度出店計画は新業態「クレーン横丁 極」「のびっこ」で最大15店舗・最大20店舗を計画し、温浴事業「ゆ」は3年半ぶりに1店舗出店する。
P50モーリーファンタジーはプライズ・カプセルトイなどのプロダクトバリュー部門で坪効率向上を、メダル・体感などのタイムバリュー部門で快適性向上を追求する。
P51会員制度はまず「クレーン横丁 極」プライズ・メダル・よくばりパス・のびっこの4部門を統合し、将来的に全会員を統合する計画。
P52海外は既存店の価格戦略・生産性向上に加え、ローエンドモデルの現地化開発と先行優位性のある地方都市への出店を推進する。
P53連結キャピタルアロケーションは営業CF139億円・有利子負債活用55億円のキャッシュインに対し、投資173億円など過去最高水準の資金を投じる。
P54資料内の区切りページ。前後のページとあわせて確認したい。
P552027年2月期の連結業績予想は売上高98,000百万円(+5.0%/+4,709)、営業利益8,000百万円(+30.8%/+1,885)、経常利益6,300百万円(△14.4%/△1,058)、当期純利益3,000百万円(+7.5%/+209)を見込む。
P56セグメント別では国内が売上高81,000百万円(+7.3%)・営業利益7,500百万円(+480)、海外が売上高17,300百万円(△4.3%)・営業利益500百万円(+1,402)と予想。
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P59単体業績は売上高75,516百万円(+8.7%)、営業利益7,019百万円(+13.0%)、経常利益7,921百万円(+126.4%)、当期純利益881百万円と大幅増益。
P60単体の会計上売上高は遊戯機械61,745百万円、商品(物販)12,360百万円などで合計75,516百万円(前期比108.7%)となった。
P61単体第4四半期は売上高20,362百万円+9.1%、営業利益2,353百万円+11.1%、経常利益2,253百万円+9.1%と増収増益、当期純利益は△6にとどまった。
P622026年2月期末の単体資産合計は46,187百万円(前期末比+6,659)、負債合計40,181百万円(+5,765)、純資産合計6,006百万円(+893)に拡大。
P63第4四半期の部門別は主力プライズが構成比57.0%・既存前年同期比104.0%、カプセルトイは同125.6%と好調な伸び。
P64既存店売上高前年同期比は2026年1月107.7%から2月は97.8%へ低下し、直近で唯一前年割れとなった。
P65当期新店は計画93店に対し実績95店(計画差+2)、特にTOYS SPOT PALOが計画45店に対し53店(+8)と上振れ。
P66国内店舗数は合計788店で、モーリーファンタジー382店、TOYS SPOT PALO 239店が中心。
P67参考データとして、2017〜2019年度平均で第2・4四半期合計が売上高約54%・営業利益約90%を占め、第3四半期は営業利益構成比1.2%と低い傾向。
## 編集部の視点
2026年2月期は売上高930億円・営業利益61億円・経常利益74億円と主要指標が過去最高を更新し、単体売上総利益率の改善や国内既存店の伸長・新店の黒字寄与が牽引した好決算(P13、P59、P23)。一方で海外はアセアンが4期連続増収を達成しつつも都市部競争激化で営業利益が前年から6割減、中国は営業損失を16億円超縮小したもののなお赤字が残る「再編途上」の構造がうかがえる(P36、P44)。2027年2月期予想は増収増益基調を見込むが、経常利益だけは前期の為替差益(約18億円)の反動で前期比マイナスとなっており、やや保守的な計画に見える(P55)。単体第4四半期はカプセルトイ・プライズが好調に伸びた一方、四半期推移を見ると増収増益は継続しているものの伸び率は鈍化気味で(P61)、国内主導の稼ぐ力の強さと海外事業の立て直しの進捗度合いが今後の焦点になりそうだ。
本記事はイオンファンタジーが公開した決算説明資料を基に、公開情報を要約・整理したものです。特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、投資助言ではありません。文責:山口修平(Quest Board編集責任者)。