無料アプデ1.4「Rio Salado」が配信開始

Paradox Interactiveの歴史ストラテジー『Europa Universalis V』(EU5)に、無料の大型アップデート1.4「Rio Salado(リオ・サラド)」が配信された。配信日は現地時間2026年10月28日。同日には、有料のChronicle Pack「Across the Pillars」も発売されている。

本作は2025年11月5日にSteamで発売されたタイトルで、今回の1.4は、無料アップデート計画「Grand Voyage」ロードマップの一段にあたる。ロードマップは2026年5月4日に公開され、9月22日に更新版が出ており、1.3「Pavia」、1.4「Río Salado」、1.5「Orléans」と無料アップデートが続く構成だ。詳細はSteamのストアページやSteamコミュニティの告知で確認できる。公式Xでもアップデートが案内されている。

https://x.com/E_Universalis/status/2113254660756717825

新システム「遠征」で、地図の果てへ人と資金を送り出す

目玉となるのが、新システム「遠征(Expeditions)」だ。指導者と資金を送り出し、地図上の遠隔地へ向かわせることができる。ルートには、大西洋を横断する探検、外交使節の旅、宗教的な巡礼などが用意されている。

遠征のタイプも一様ではない。史実に沿った固定ルートのもの、プレイヤーが進路を自分で決めるもの、そして最初に成功した国だけが報酬を得る「グローバルレース」型のものがある。航路を急ぐか、確実さを取るか。ライバル国との駆け引きが生まれそうだ。

画像は、1523年のオスマン帝国を率いて軍を動かしている場面。ボスポラス海峡周辺の地図と軍の編成画面が並ぶ、本作らしい画面構成を確認できる。

「関税」と貿易命令で、収入と外交のバランスを取る

貿易まわりでは「関税」が導入された。外国との貿易に課税することで収入を得たり、逆に補助を出して関係を良好に保ったりと、金銭面と外交関係の釣り合いを自分で調整できる。あわせて貿易命令(Trade Orders)のカスタマイズ性も高まった。この貿易と関税は、2026年9月16日の開発日記(No.124)で先行して紹介されていた内容だ。

画像は、1609年のグレートブリテン王国で開いたロンドン市場の画面。取引される品々の価格や需給が一覧で並び、本作の経済の細かさがうかがえる。

更新周期が日単位に。中盤〜終盤の動作も軽く

システム面の大きな変更として、ゲームの更新周期が1時間単位から日単位へ切り替わった。オープンベータの段階では、中盤から終盤にかけてのパフォーマンスが向上したとの報告が出ている。領土も勢力も膨れ上がる長期プレイでは、うれしい改善となりそうだ。

画像は、1337年の開始時点のイングランドから見たヨーロッパ全域のマップ。細かく分かれた国々がひしめく様子は、まさに群雄割拠だ。

カトリックと王朝も刷新

宗教と王朝まわりにも手が入った。カトリックでは宗教団体や枢機卿の扱いが一新され、王朝の仕組みも作り直されている。細かな仕様は告知に譲るが、国家運営の根幹に関わる部分だけに、プレイ感覚への影響は小さくないだろう。

画像は、足利幕府として日本を治める1337年の画面。海上に渦巻く雲が印象的な、日本周辺のマップだ。

こちらは1607年、モロッコのスルタン国を率いてカタルーニャ側と戦うガンディア戦の画面。戦力や兵種の内訳まで確認できる戦闘情報の密度が、時代を超えた戦争を支えている。

無料でここまで。続くロードマップにも注目

1.4は無料アップデートとして提供され、有料のChronicle Pack「Across the Pillars」は別に発売された。今後は1.5「Orléans」が控えている。気になる人は、最新のパッチ内容と併せてSteamのページをのぞいてみてほしい。