開発元Midgar Studioは清算、それでも『Edge of Memories』は開発を続ける

パブリッシャーNaconの資金難のあおりで開発元Midgar Studioが清算されたJRPG『Edge of Memories』について、Edge of Memories公式X(@EOSeries)がプロジェクト自体は中止されず継続することを表明した。開発元がなくなったことで発売そのものが消えてしまうのではという不安の声が広がっていたが、公式が改めて開発続行の姿勢を明確にした形だ。
制作面はすでに完了、残るのは発売水準への仕上げ作業

公式Xによれば、『Edge of Memories』のクリエイティブ面の制作はすでに完了しており、残っているのはコンソール・PC版を発売できる水準に仕上げる技術的な作業だという。この最終工程は“専門チーム(dedicated team)“が引き継いで進めており、2026年6月に配信されたSteam Next Festのデモへ寄せられたフィードバックも反映しながら修正を重ねているとのことだ。剣を振るうキャラクターたちが敵と入り乱れる戦闘シーンなど、ゲームの骨格自体はすでに形になっていることがうかがえる。
なぜ開発元は清算されたのか——Naconの資金難と買い手不在

Midgar Studioが清算に至った背景には、親会社Naconの資金難がある。Naconの経営悪化に伴う司法再建手続きの影響を受けたMidgar Studioは買収先を探していたが見つからず、2026年7月20日付の裁判所命令により清算・閉鎖された。Midgar StudioのCEOであるJérémy Zeler-Maury氏も同日、自身のLinkedInで閉鎖を公表している。
ただし、『Edge of Memories』の完成済みアセットやコード、IPそのものは開発元のMidgar StudioではなくパブリッシャーのNaconが保有している。開発会社は姿を消しても、ゲームという「作品」そのものはNaconのもとに残っている状況だ。
記憶の世界を旅する仲間たちと、立ちはだかる敵


これまでに公開された画像からは、大きな相棒に乗って草原を駆け抜ける場面や、禍々しい鎧をまとった敵の姿など、本作が目指す幻想的な世界観の一端を見ることができる。仕上げの手が入っているのは、まさにこうした冒険や戦闘の体験を最後まで磨き上げる部分だと言えそうだ。
発売時期は引き続き年内、続報を見逃さずに

発売時期は開発元の清算後も変わらず2026年内を予定しているとのこと。公式Xは発売後も修正・改善対応を継続していく方針も明らかにしている。開発元がなくなったという知らせは驚きを呼んだが、プロジェクトそのものはNaconと専門チームの手で最後まで仕上げに向かっている。気になる人はSteamのストアページや公式Xで、今後の続報をチェックしておきたい。






