「広告はもう届かない」——ブランド体験を遊べるゲームに変える発想

株式会社NEIGHBORは2026年7月8日、企業のブランドや商品、キャラクターの世界観を、誰でも遊べるブラウザゲームに変換する法人向けサービス「DreamCore for Business」の提供を開始したと発表した。運営するのは、AIでモバイルゲームを自動生成するtoC向けプラットフォーム「DreamCore」を手がける同社。一般的なブランドゲーム制作と比べ、制作費は数十万円から、制作期間は最短1週間、専門チーム不要という手軽さを打ち出しているのが特徴だ。作成したゲームはURLひとつで、SNSやメール、店頭のQRコードなど、あらゆる接点からアプリのインストールなしに遊べる。
スキンケアブランドが、そのままゲームになる

公開された画像では、化粧品ブランドのWebサイトが、そのままキャラクター育成・探索型のブラウザゲームへと姿を変える例が示されている。飲料ブランドならランニングゲーム、コスメブランドなら着せ替えゲーム、キャラクターブランドなら冒険ゲームというように、素材の性質に応じてジャンルを選べる設計だ。

従来の広告のようにコンテンツを一方的に「見せる」のではなく、URLを介してユーザー自身に「遊んでもらう」ことを重視している点も特徴。生成したゲームのURLはSNSでの共有はもちろん、店頭に設置したQRコードからもアクセス可能で、友人同士のシェアやクチコミを通じて自然に広がっていく設計になっているという。
用途に応じて選べる3つのプラン
DreamCore for Businessは、目的に応じて3つのプランから選べる構成になっている。
Plan 01:ブランドゲーム公式制作

1つ目の「ブランドゲーム公式制作」は、企業が持つ商品やキャラクター、世界観を軸に、オリジナルのブラウザゲームを一から企画・制作するプラン。飲料ブランドの爽快感を表現したランゲーム、コスメの魅力を伝える着せ替えゲーム、マスコットキャラクターの物語を追う冒険ゲームなど、SNSでのハイスコア投稿や継続的なファンとの接点づくりにつなげる狙いがある。
Plan 02:ファン参加型キャンペーン

2つ目の「ファン参加型キャンペーン」は、ユーザー自身がAIとのチャットだけでオリジナルゲームを制作できる仕組み。作りたいゲームのイメージを伝えるとAIが企画・生成し、完成したゲームはSNSで即座にシェアできる。「制作」「プレイ」「シェア」が一連の体験としてつながることで、参加のハードルを下げながら深いエンゲージメントとコミュニティの拡大を狙う。
Plan 03:AI×ゲーム制作研修

3つ目の「AI×ゲーム制作研修」は、企業の人材育成・研修部門向けのプログラム。テーマ決めからAIによる設計・生成、実際のゲーム制作、テストと改善、完成・発表までを1つのチームで体験する内容で、最短30分で1本のゲームが完成するという。生成AIの実践的な活用力やプロンプト設計力を、座学ではなく手を動かしながら身につけられる点が特徴だ。
「記憶に残る体験」を支える技術

NEIGHBORは、広告が「流れて消える」のに対し、自分の手で操作するゲーム体験は記憶に残りやすいと位置づける。アプリ不要でURLひとつからすぐに届けられる手軽さも強みの一つだ。

制作を支えるのが、独自のAIエージェントによるオーケストレーション技術。コード生成AI・画像生成AI・サウンド生成AIを1つのエージェントが統合し、ブランドゲームを短期間で形にする。単一のAIモデルに依存せず、技術の進化に合わせて生成手法を柔軟に切り替えられる制作基盤だという。
想定される活用シーン

想定活用シーンとして示されているのは、商品やレシピをテーマにしたミニゲームを展開する食品・飲料メーカー、バーチャル試着やスタイリング体験を提供するコスメ・アパレルブランド、IPの世界観をゲーム化してファンエンゲージメントや新たな収益機会につなげるエンタメ・IP企業、観光地めぐりやご当地クイズで誘客を図る地方自治体、コンプライアンス研修などをゲーム化する人事・研修部門など幅広い。
土台にあるのは、AIチャットでゲームが生まれるプラットフォーム「DreamCore」

DreamCore for Businessの土台となっているのが、同社が運営するtoC向けAIゲームプラットフォーム「DreamCore」だ。スマートフォン1台とブラウザだけで完結し、「ファンタジー世界で宝を探すゲームを作って」といった自然な会話でアイデアを伝えるだけで、AIがゲームをデザインして遊べる形に仕上げる。完成したゲームはURLで共有・プレイでき、他のユーザーがリミックスして遊ぶことも可能だ。Web版に加え、iOSアプリも提供されている。
運営元と、共創パートナーの募集
株式会社NEIGHBOR
株式会社NEIGHBORは2022年10月設立、東京都千代田区に拠点を置く企業。AIゲームプラットフォーム『DreamCore』を自社開発・運営し、DeNAやZ Venture Capitalなどから累計約2.3億円の資金調達を実施している。映画『すずめの戸締まり』やNetflix『伊藤潤二マニアック』とのIPコラボレーション、累計2,000名以上が参加した教育プログラムの実績を持つ。

運営元の公式サイトによれば、同社は投資家・VC、企業・ブランド、ゲーム制作・受託開発、イベント・研修・体験教室の4区分で共創パートナーやご相談を募集している。問い合わせはinfo@neighbor.gg宛て。サービスの詳細はDreamCore for Businessのサービスページで確認できる。





