予告なしの電撃配信、『ブラックオプス』シリーズがPS5/PS4に帰ってきた

Treyarchは、『コール オブ デューティー ブラックオプス』(2010年)と続編『ブラックオプスII』(2012年)のPS5/PS4移植版を、事前の発売日告知なしに配信開始した。公式X(旧Twitter)で発表されたのは現地時間7月9日、日本のPS Storeでは2026年7月10日から購入可能になっている。

移植そのものは6月17日の時点で「7月にPlayStationへ登場する」とTreyarchが予告していたが、具体的な配信日は明かされておらず、今回は当日いきなり店頭に並ぶ、いわゆるシャドードロップ形式での実現となった。開発を手がけたのはIron Galaxyで、旧作の移植に定評のあるスタジオだ。

キャンペーン・マルチプレイヤー・ゾンビ、当時の3モードを完全収録

両作とも、キャンペーン・マルチプレイヤー・ゾンビの3モードを完全収録している。とりわけ『ブラックオプス』のマルチプレイヤーで人気を誇った「ニュークタウン」をはじめとするマップ群や、シリーズの看板コンテンツであるゾンビモードが、当時のまま遊べる点は往年のファンにとって大きな見どころだ。

価格はPS Store日本での税込表示で、両作とも通常5,900円。『コール オブ デューティー ブラックオプス』『コール オブ デューティー ブラックオプスII』それぞれのPS Store商品ページから購入できる。PlayStation Plus加入者は2026年8月6日まで50%オフの2,950円で購入可能で、実質的なローンチセールが用意された形だ。

リマスターではなく「移植」、注意しておきたい仕様

今回の配信はあくまで「移植(ポート)」であり、グラフィックを刷新したリマスターやリメイクではない。見た目や演出は当時のままに、現行のPS5/PS4環境で動作するようになったという位置づけで、高画質化を期待する向きには注意が必要だ。

購入面でも留意点がある。『ブラックオプスII』については、追加マップなどを収録したDLC(シーズンパス)が本体には含まれず、別売りとなっている。シーズンパスの価格は4,490円、PlayStation Plus加入者は1,481円で購入できる。また両作ともレーティングはCERO Z(18才以上のみ対象)で、日本語音声・日本語字幕に対応するが、パッケージ版は用意されずダウンロード版のみの提供となる。

Xbox・PCでは既に遊べる、PS勢だけが取り残されていた事情

今回わざわざ移植という形が取られた背景には、プラットフォームごとの事情がある。Xbox One・Xbox Series X|Sでは、Xbox 360版の後方互換機能を通じて両作とも既にプレイ可能であり、PCについても現行のSteam版が存在する。一方でPS4・PS5にはPS3タイトルの後方互換機能が用意されておらず、PlayStation環境のプレイヤーだけが長らく両作へアクセスする手段を持たなかった。今回の移植は、その空白を埋める形での投入となる。なお、Xbox版として新たにリリースされる予定は今のところ発表されていない。

発売から日が浅く、記事執筆時点ではユーザーレビューの蓄積もこれからだ。気になる人はPS Storeの商品ページで価格やPlayStation Plus割引の適用状況を確認し、購入を検討したい。