Steamで100万本超えの心理ホラー、家庭用機に殴り込み

借金返済スロットローグライク『CloverPit』のPS5・PS4・Nintendo Switch・Nintendo Switch 2版が本日発売された。価格は4.99ドル(欧州5.99ユーロ、英国4.99ポンド)。開発はPanik Arcade、パブリッシングはFuture Friends Gamesが担当する。

本作はもともとSteamで2025年9月26日に先行発売され、発売初日だけで10万本、約2か月後には累計100万本を売り上げた大ヒット作。その後Xbox Series/Xbox One・Microsoft Store版が2025年11月20日に、iOS/Android版が2025年12月17日に追加され、Steam・Xbox Game Pass・モバイルを合わせて全世界550万人以上がプレイしてきた。今回の家庭用機版発売で、対応プラットフォームがほぼ出揃った形だ。

借金を返せなければ待つのは破滅、スロットが支配する独房

『CloverPit』の舞台は、さびた独房に置かれたスロットマシンとATMだけの密室。プレイヤーはラウンドごとにスロットを回してコイン「Φ」を稼ぎ、期限までに借金を返済できなければ破滅が待っている。公式は本作を「BalatroとBuckshot Rouletteの悪魔的な融合」と表現しており、絵柄を揃えて配当を得るスロットの快感と、一手のミスが命取りになる緊張感を同時に味わえる作りになっている。

紹介動画

鳴り止まない一本の電話、正体不明の相手からの依頼

ゲームを進めていると、独房に置かれた赤電話が不意に鳴り出し「HEY, ARE YOU ALRIGHT?(大丈夫か?)」と話しかけてくる場面がある。相手はエナジードリンクの差し入れやチャームの戦略、投資による利息の上乗せなど複数の提案を持ちかけてきて、プレイヤーはそのどれか一つを選ぶことになる。単調な運任せに終わらせない、こうした不穏な選択イベントの積み重ねが、本作を「やめ時を見失うゲーム」にしている一因だ。

666Φで買う禁忌のお守り「バフォメット」、同時発売DLC「Unholy Fusion」

独房の端末では「Lucky Charms」と呼ばれるお守り(チャーム)を購入・強化できる。画面に映る「バフォメット」は、特定の配当パターンが揃うたびに倍率が上昇する強力なチャームだが、その価格は不吉な666Φ。手に入れるかどうかの判断自体が賭けになっている。

コンソール版はプラットフォームごとに細かな最適化が施されており、Nintendo Switch 2版はマウス操作に対応、PS5・PS4版はDualSense/DualShockのライトバー連動でスロットの盛り上がりを演出する。さらに追加DLC「CloverPit: Unholy Fusion」も同日に配信され、新規フュージョンチャーム30種、新チャーム11種、新メモリーカード7種、新エンディングなどが追加された。

ジャックポットの快感と、貼り紙の警告が同居する部屋

チェリーが画面全体に揃い「JACKPOT」の文字が輝く瞬間は、本作最大の快感ポイントだ。だがその裏で、独房の壁には「DON’T ANSWER AFTER 666(666以降は応答するな)」という不穏な落書きが残されているなど、勝利の高揚感と迫りくる恐怖が常に隣り合わせに描かれている。

チャーム一覧画面では、コモンからレジェンダリーまでのレア度が示され、集めたお守りをコレクションとして眺めることもできる。運と戦略、そして得体の知れない不安が絡み合うこの独特なバランスこそが、本作が世界550万人を沼にハマらせてきた理由と言えるだろう。

気になる冒険者は、まずは4.99ドルという手に取りやすい価格から確認してみるとよい。PC版の情報はSteamストアページで、パブリッシャーの最新情報はFuture Friends Games公式Xでも確認できる。