次世代ゲームエンジン「Unity 7」のロードマップが、ソウルで公開された
Unity Technologiesは2026年7月21日、韓国・ソウルで開催された開発者カンファレンス「Unite Seoul 2026」のキーノートで、次世代ゲームエンジン「Unity 7」のロードマップを発表した。キーノート番組『What’s next for Unity? | Unite Seoul Keynote 2026』は現地時間10:00(日本時間も同じ10:00)からスタートし、Unity公式YouTubeチャンネルでライブ配信された。登壇したUnity社長兼CEOのマット・ブロンバーグ氏は、開発中の新機能をライブデモで披露しながら、ソウル発の新発表を行った。
紹介動画
ロードマップの要点をまとめた公式トレーラーも公開されている。早期ベータテストは2026年12月に開始予定で、正式リリースは2027年第1四半期を予定している。詳細はUnity 7の特設ページで確認できる。
制作の速度を底上げする、CoreCLR基盤への刷新
Unity 7は、標準スクリプティングバックエンドとしてCoreCLRを採用する。これによりPlay Modeはほぼ瞬時に起動するようになり、シェーダービルドは最大90%高速化されるという。変更を加えたコードだけを対象にしたドメインリロードも実現し、制作中の思考を止めないための足回りが強化された形だ。
コーディングエージェントも現場に迎える、CLIと無償MCP連携
新しいCLIと公開APIにより、アーティストやプロデューサーはフルエディタを開かなくても、使い慣れたツールからアセットの検証やビルドのプッシュ、チームでのコラボレーションが行えるようになる。さらにUnity 7では無償のMCP(Model Context Protocol)連携が提供され、コーディングエージェントをUnityに直接接続できる。人とコーディングエージェントが同じ制作ラインに並ぶ、開かれたエコシステムづくりが狙いだ。
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グラフィックスと収益化を支える新機能
グラフィックス面では、Surface Cache GIによるリアルタイムグローバルイルミネーションが強化点として挙げられている。マネタイズ面では、AIを活用した広告最適化「Unity Vector」がプレイヤーとゲームのマッチングを支援するほか、ネイティブのD2C(Direct to Consumer)IAPやノーコードのウェブショップも用意され、購入データがVectorへフィードバックされる仕組みが紹介された。
「作り直し不要」を掲げるアップグレード、移行のハードルを下げる
Unity 7で強調されているのが、Unity 6からの移行のしやすさだ。公式は「再構築の必要も、新しい言語を学ぶ必要もなく、移行によって何かが壊れる心配はない」と説明しており、2024年10月にリリースされたUnity 6のアーキテクチャを直接引き継ぐ設計になっている。既存プロジェクトやスキル、コードをそのまま持ち込めることは、長年Unityを使ってきた開発者にとって大きな安心材料になりそうだ。
最新情報はUnity公式サイトやサポートページ、Facebook、X(Twitter)、YouTubeの各公式アカウントで随時発信される予定だ。2026年12月のベータ、2027年第1四半期の正式リリースへ向けた続報が見逃せない。




