米澤穂信『本と鍵の季節』が、ドラマライクアドベンチャーとしてゲーム化

集英社ゲームズは、米澤穂信の小説『本と鍵の季節』を原作とする新作ゲーム『本と鍵の季節』を発表した。開発はiMel株式会社、パブリッシングは集英社ゲームズが担当し、Nintendo SwitchとSteamにて2026年冬の配信を予定している。価格は現時点で未定だ。
本作は「男子高校生コンビが挑むビターな謎の物語に没入する」ドラマライクなゲームと位置づけられており、テキストを「読む」体験と、キャラクターが動く場面を「観る」体験を組み合わせた構成になっている。発表にあわせてアナウンストレーラーも公開された。
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原作者の米澤穂信も、自身のXでゲーム化決定を報告しており、続報は公式Xでも案内される予定だ。
図書委員コンビ、堀川次郎と松倉詩門の日常

原作『本と鍵の季節』は、「氷菓」シリーズで知られる米澤穂信による青春ミステリー小説。図書委員シリーズの第一弾として刊行され、累計発行部数は40万部を突破している。物語の主人公は、図書委員の男子高校生・堀川次郎(CV:浦和希)。頼まれごとが多く、洞察力に長けた人物だ。相方を務めるのは、皮肉屋で背の高い松倉詩門(CV:梅原裕一郎)。二人一組で、身近な学校生活の中に潜む謎に向き合っていく。ゲーム版は全編フルボイスで展開され、原作の会話劇の空気感がそのまま画面に映し出される。
「誰も知らなかった」謎に、二人が踏み込んでいく
「3年生が死んだことは誰もが知っていたが、詳しいことは誰も知らなかった」――物語は、こうした断片的な事実の裏に隠された経緯を、二人が少しずつ手繰り寄せていく形で進む。フェンス越しに腰を下ろした松倉が「来いよ。宝探しを始めよう」と誘う場面からも分かるように、事件そのものの派手さよりも、日常の隙間に潜む違和感を丁寧に拾い上げていく空気が本作の持ち味だ。
開かずの金庫が待つ、洋館の書斎で謎を解き明かす

書棚に囲まれた洋館の書斎には、古びた金庫が置かれている。プレイヤーは堀川次郎として、こうした開かずの金庫や、テスト問題の窃盗といった身近な謎に向き合うことになる。舞台は派手な事件現場ではなく、図書室や旧家の一室といった生活の延長線上にある空間で、そこに残された小さな手がかりを積み重ねていく探索が軸になりそうだ。
タイトル・ジャンル・著者名を推理するゲームシステム

作中には、書棚に並ぶ本の「タイトル」「ジャンル」「著者名」を推理して答えるシステムも用意されている。ログ・セーブ・ロードといった基本機能も備え、じっくり読み進めながら謎解きに向き合えるつくりだ。さらに本作には、ゲームのために米澤穂信が書き下ろした新規エピソード「ユーズド奇譚」が新たに収録される。原作既読のファンにとっても見逃せない要素となりそうだ。
Steamストアでのタイトル表記は『Seasons of Books and Keys』。発売時期は2026年冬、価格は未定となっており、続報は公式サイトや公式Xで発表される見込みだ。気になる人はウィッシュリスト登録などをして、続報を待っておきたい。




