実り目前の大型アップデート、Steamで先行テスト開始

『天穂のサクナヒメ』の大型アップデートについて、実装がほぼ完了し、翻訳対応を待つ段階に入ったことが明らかになった。正式配信に先立ち、Steam版ではベータ機能を利用した先行テストが始まっている。

Steam版を所有しているユーザーなら誰でも参加可能。正式版については、可能な限り2026年内のリリースを目指しているという。開発状況やテストに関する案内は、開発元による告知ポストで確認できる。

本作は、鬼との戦闘やヒノエ島の探索を行う横スクロールアクションと、日本古来の米づくりを再現したシミュレーションを組み合わせた和風アクションRPG。Steam版は2020年11月10日に発売されており、今回の大型アップデートでは、物語を終えたプレイヤーの周回や日々の遊びやすさに関わる要素が幅広く加わる。

「再誕」と「早着替え」で、戦い方と周回を組み直す

目玉のひとつが、ニューゲーム+に相当する新要素「再誕」だ。ゲームを改めて始める際に引き継ぐ項目を選べるほか、敵の強さをサクナに合わせる設定も用意される。育成の成果をどう残し、どの程度の手応えで再びヒノエ島へ挑むかをプレイヤー自身で調整できる仕組みとなる。

装備面では、複数の組み合わせを登録できる「早着替え」が追加される。稲作や探索、強敵との戦いなど、目的に応じた装備へ切り替えやすくなりそうだ。アップデートの変更点一覧も公開されている。

サクナは農具を用いた武技と羽衣を駆使し、多彩な鬼と対峙する。「再誕」に用意される敵の強さの設定は、育て上げたサクナで再び強敵へ挑みたいプレイヤーにとって、特に気になるポイントとなるだろう。

新しい会話と食卓の変化、米は最大9999まで所持可能に

物語と生活の場面にも追加が行われる。新たな会話イベントシーンが収録されるほか、ココロワが食卓に参加する演出も加わる予定だ。画像は従来の夕餉の一場面だが、アップデート後には食卓で見られる顔ぶれや会話にも新しい楽しみが生まれることになる。

新規ストーリーイベントについては、先行テスト中の情報発信に制限が設けられている。一方、それ以外の更新内容はSNSへ投稿でき、ライブ配信中に映り込むことも問題ないと案内されている。テスト内容を紹介する場合は、新しい物語の詳細を公開しないよう注意したい。

稲作や所持品に関する調整では、米の最大所持数が999から9999へ引き上げられる。田起こしから収穫、精米までを繰り返す本作において、長く遊び続けるプレイヤーほど恩恵を感じやすい変更といえる。

参加時は「open_beta」を選択、セーブのバックアップを忘れずに

先行テストへ参加するには、Steamライブラリで『天穂のサクナヒメ』のプロパティを開き、ベータ参加の項目から「open_beta」を選択する。テスト版への切り替え後は、「再誕」や「早着替え」をはじめとする新要素を正式配信前に試せる。

ただし、テスト版で使用したセーブデータは、今後の更新によって読み込めなくなる可能性がある。参加前には既存のセーブデータを別の場所へバックアップしておくことが推奨されている。

正式版の配信時期や最終的な仕様は、今後のテストと翻訳対応を経て固まっていく見込みだ。先行テストに参加する場合はデータを保護したうえで新要素を試し、正式リリースを待ちたい。