「キスで世界を救う」異色RPG『エクステトラ』、HDリマスター版がSteamで配信開始

フリュー株式会社が開発・発売するファンタジーRPG『エクステトラ』のHDリマスター版が、Steamにて配信開始となった。原作は2013年にPlayStation Vitaおよびニンテンドー3DS向けに発売されたタイトルで、今回のHDリマスターは約13年ぶりの復刻となる。

舞台となるのは、異世界と融合してしまった東京「アメイジア」。主人公である高校生・リョウマは、選ばれし救世主「プリズマ」として、迫りくる世界滅亡の危機に立ち向かっていくことになる。

仲間を覚醒させる鍵は「キス」――独自のストーリーシステム

本作最大の特徴は、タイトルにも表れている通り「キス」というキーワードだ。物語の中でリョウマは、出会った仲間にキスを施すことで彼女たちを「プリズマの騎士」として覚醒させ、戦力に加えていく。単なる恋愛描写ではなく、ストーリーとバトルの両面に関わる本作独自のシステムとして組み込まれている点がユニークだ。

覚醒した騎士たちは、剣を手に世界の命運を賭けた戦いへと身を投じていく。上のシーンで放たれる「剣は生きるため……戦うためのものだ」という台詞にも、本作が単なるキス要素だけでなく、しっかりとした戦記としての骨太さを備えていることがうかがえる。

ダンジョン探索からターン制バトルまで、本格RPGの手応え

ゲーム内では、宝箱が点在するダンジョンを一行で探索していくスタイルが確認できる。パーティーメンバーはリョウマを含め複数人が同行し、右上には各キャラクターのレベルやHPバーも表示される。

キャラクターごとにはSTR・VIT・INT・MND・SPEEDといった詳細なステータスが用意されており、育成の手応えもしっかり感じられる作りだ。

戦闘は「行動指示」「隊列変更」「オート」などのコマンドを駆使するターン制バトル。フィールドをマス状に区切ったバトルステージで、複数の敵を相手に立ち回っていく本格的なシステムとなっている。

価格とローンチセール、他機種展開について

Steam版の価格は3,278円(税込)。配信開始日である本日から8月13日までは、20%オフのローンチセールが実施される。追加コンテンツとして「エクステトラ – アイテムセット」「エクステトラ – ルーンセット」が用意されるほか、両DLCを同梱した「デジタルデラックスエディション」も販売中だ。対応言語はインターフェースが日本語・英語・簡体字・繁体字の4言語、フルボイスは日本語のみとなっている。

さらに、Nintendo Switch 2、Nintendo Switch、PlayStation 5向けの制作も決定しており、こちらの発売日は2026年9月3日。PC以外のプラットフォームで遊びたい冒険者は、この日程を覚えておきたい。

なお、HDリマスター版の制作決定は2026年4月に発表されており、当初は「2026年夏配信」として告知されていた。今回の配信開始発表は、国内で「キスの日」とされる5月23日の発表から続くもので、原作から積み重ねてきた歩みの集大成といえるタイミングでの登場となった。詳しい情報は公式サイトフリュー公式Xでも確認できる。