「エヴァ・ジャポニズム」第二弾は、国宝の構図にEVA機体を重ねる新作屏風

株式会社版三が、日本の伝統文化と『エヴァンゲリオン』を融合させるプロジェクト「エヴァ・ジャポニズム」の第二弾として、「EVANGELION 風神雷神図屏風」全5作品を発表した。モチーフとなったのは、俵屋宗達が描いた国宝「風神雷神図屏風」。風を操る風神と、雷鳴を轟かせる雷神という二柱の神格を、EVA各機体とそのパイロットに重ね合わせて再構築した作品群だ。

雷神は初号機のみ、残る4機は風神――偏った配役が生む対比

てっきり風神・雷神が半分ずつ組まれると思いきや、今回のラインナップは非対称だ。雷神図を背負うのは初号機と碇シンジの1点のみで、残る4点はすべて風神図として描かれている。

各作品は一点でも独立した美術作品として成立する一方、屏風として横に並べることでキャラクター同士の視線や手の向き、距離感が呼応し、“対話”や“関係性”が立ち上がる二曲一隻の構成になっているという。5点を並べたとき、初号機とシンジだけが背負う雷神の重みが、残り4体の風神と静かに対話する――そんな見え方を意識した配役なのだろう。

宗達の筆致をサンプリングし、“宗達がEVAを描いたら”を再現

EVA機体のデザインには、俵屋宗達特有の筆線や造形感覚がサンプリングされており、あたかも宗達自身がエヴァンゲリオンを描いたかのような表現を目指しているという。

サイズは展開時で縦31.4cm×横43.7cm×奥行1.0cm、折り畳み時は縦31.4cm×横22.0cm×奥行2.0cm。素材には和紙・木材・MDF・布を使用し、屏風としての佇まいを保ちながら現代のキャラクターアートを収めている。

7月17日発売、価格は各27,000円(税別)

「EVANGELION 風神雷神図屏風」全5作品は、2026年7月17日(金)より版三公式オンラインショップ「浮世絵工房」で販売される。価格は各27,000円(税別)。エヴァンゲリオンコラボの商品一覧から各作品のページに進める。

手掛ける株式会社版三は2016年10月設立、代表取締役は坂井英治氏。日本が誇る伝統文化「浮世絵」を現代に継承するべく、伝統技術を守りながら新しい表現への挑戦を続けてきた企業で、公式サイトでも他のコラボ作品を確認できる。「エヴァ・ジャポニズム」は同社が手がける、日本の伝統美術・工芸・技法と『エヴァンゲリオン』をコラボレーションさせ、現代における新たな日本文化のかたちを提示するプロジェクトであり、今回はその第二弾にあたる。