中四国初、『ポケモン×工芸展』が広島県立美術館にやってきた
「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」が、広島県立美術館(広島市中区上幟町、3階企画展示室)にて2026年7月10日(金)から9月23日(水・祝)まで開催されている。会期中無休、開館時間は9:00~17:00(金曜日のみ20:00まで、初日の7月10日は10時開場)。中四国エリアでの開催は今回が初めてとなる。
入場料(税込)は一般1,800円、高・大学生1,100円、小・中学生800円。チケットは公式オンラインチケットのほか、ローソンチケット(Lコード:63196)、セブンチケットでも取り扱う。身体障害者手帳等を持つ人と介助者1名は入場料が半額になるほか、本展のチケットを提示すると隣接する縮景園への入園が100円になる特典もある。主催は広島県立美術館、広島ホームテレビ、イズミテクノ、中国新聞社、NHKエンタープライズ中国。
陶磁器、ガラス、蒔絵…工芸作家たちが描く“ポケモンの美とわざ”
会場では、日本を代表する工芸作家たちが金属工芸・陶磁・ガラス工芸・蒔絵・信楽焼など多彩な技法でポケモンを表現した約100点の作品が並ぶ。単なるグッズではなく、一点一点が作家の技を凝らした美術作品として展示されているのが本展の特徴だ。
出品作家の一人、桑田卓郎氏の《ボウル(ピカチュウ)》は198万円という価格が付いた一点物として出品されるほか、《カップ(ピカチュウ)》はS・Mサイズで複数点が展示販売される。今井完眞氏の《フシギダネ》も10点出品されるなど、工芸の世界におけるポケモンの表現の幅広さがうかがえる。
会期中には約10点の展示替えも予定されており、前期は7月10日~8月5日、後期は8月6日~9月23日で内容が一部入れ替わる。詳しい出品作品は出品目録で確認できる。
アーティストトークや茶会も―すでに満席の企画も
紹介動画
関連イベントも多数用意されている。7月11日(土)13:30~(開場13:00)には地階講堂でアーティストトーク「今井完眞×桑田卓郎」を開催。国立工芸館前館長の唐澤昌宏氏が司会を務める。参加無料だが定員200名の事前申込制で、申込は電話(082-221-6246)のみとなる。
8月7日(金)・8月21日(金)の17時からは、学芸員による3階展示室でのギャラリートークを実施。こちらは入館券があれば申込不要で参加できる。一方、7月28日(火)・8月19日(水)に予定されている作品鑑賞イベントと、縮景園清風館で行われる7月29日(水)・8月18日(火)の茶会イベント(参加費1,800円、別途縮景園入園料)は、記事執筆時点ですでに定員に達し申込を終了している。関連イベントの最新の空き状況は、都度公式サイトで確認しておきたい。
北海道から広島、そして宮城へ―ポケモンと工芸の旅は続く
本展は、ポケモンと日本工芸を組み合わせた展覧会シリーズの国内最終巡回にあたる。2026年は北海道立近代美術館(4月25日~6月21日)を皮切りに、広島県立美術館(7月10日~9月23日)を経て、10月10日からは東北歴史博物館(宮城)へと巡回する予定で、各会場では新作の追加も計画されている。巡回の詳細は展覧会公式サイトで公開中だ。
会場周辺では、ポケモンセンターヒロシマと美術館をめぐるスタンプラリーも実施中で、スタンプを集めるとオリジナルステッカーがもらえる(先着順・数量限定・1人1枚)。グッズは「ポケモン×工芸展のピカチュウ」ぬいぐるみ(2,640円)やシンボルマークのフリーカップ(1,320円)など通常販売のアイテムに加え、限定500枚の注染てぬぐい付チケットは完売済み。前述の桑田卓郎氏・今井完眞氏の作品を含む一部の高額作品はオンライン抽選での販売となる。
会期や最新情報は、広島県立美術館の公式X・Instagramでも随時発信されている。中四国では初めての開催となる今回、工芸という切り口から見るポケモンの新しい表情を確かめに、会場へ足を運んでみてはどうだろうか。






