野田クリスタル考案『うちの子カード伝説』が正式始動 ― ペット写真をAIトレカに変える無料サービス

2026年7月15日、マヂカルラブリーの野田クリスタルが考案したペット写真トレーディングカード生成サービスの正式版「うちの子カード伝説」が公開された。企画・運営は吉本興業株式会社、AI技術にはGoogleの生成AI「Gemini」が活用されている。サービスは公式サイトから誰でも無料で利用でき、アプリのインストールなどは不要でブラウザから直接アクセスできる。

前身となる「ペットカードジェネレーター」は2025年12月にβ版として公開されると、公開からわずか1日で130万アクセス、40万枚のカード生成を記録し、X(旧Twitter)のトレンド入りを果たした話題のサービスだった。今回、正式版への移行にあわせて名称が「うちの子カード伝説」に改められ、機能面でも大幅なアップデートが加えられている。

ペット写真から生まれる、5段階レアリティのオリジナルカード

使い方はシンプルで、飼っているペットの写真をアップロードすると、AIが表情や構図を分析し、オリジナルのトレーディングカードを自動生成する。カードにはノーマルからレジェンドレアまで5段階のレアリティが設定されており、どのレアリティで生成されるかは毎回のお楽しみとなっている。さらに、飼い主が入力した「推しポイント」をもとに、AIがカードの説明文や必殺技名までを自動で作り上げる仕組みだ。

新機能「レイドバトル」と「図鑑」で、正式版はゲームとしての厚みを増した

正式版最大の目玉が、新たに追加された「レイドバトル」機能だ。最大3匹のペットカードでチームを編成し、巨大なボスに挑む対戦コンテンツで、ノーマル・ハードの2つの難易度が用意されている。対戦中はGeminiがストーリーと実況をその場で自動生成し、勝利すると記念の「勝利記念パーティーカード」が手に入る。単なる画像生成ツールから、遊べるゲームへと進化した部分といえるだろう。

生成したカードは「図鑑(コレクション)」機能でアプリ内に保存でき、自分のカードが他のユーザーのレイドバトルで何回「召喚」されたかも確認できる。集めて、戦わせて、眺めて楽しめる作りになった。

開発のきっかけは、野田クリスタルが飼っていたハムスターとの別れ

このサービスが生まれたきっかけは、野田クリスタルがかつて飼っていたハムスターとの死別だったとされる。当初の「ペットカードジェネレーター」は、Geminiとの対話だけで従来のプログラミング知識なしに作り上げられたというもので、その開発の裏側は以下の動画で公開されている。

紹介動画

正式版「うちの子カード伝説」への進化は、このGeminiを使った制作の延長線上にある取り組みだ。

発表会見には、ペットと暮らす芸人たちがリモートで集結

7月15日には都内で発表会見も実施され、野田クリスタル本人に加え、マヂカルラブリー村上、しずる純、GAG福井など、ペットと暮らす芸人たちがリモートで参加した。野田は会見で「カメラロールを見返すきっかけになったら」と、開発の狙いを語っている。サービス公開は野田本人のXアカウントでも告知された。

英語版にも対応、海外展開も視野に

「うちの子カード伝説」は英語版にも対応しており、今後は海外への展開も視野に入れているという。企画・運営を担う吉本興業株式会社は、動物保護施設や水族館、動物園などとのコラボレーションや、生成したカードを実際に印刷できる機器の導入も今後検討していくとしている。無料で気軽に試せるサービスなので、気になる人はまず自分の愛犬・愛猫の写真をアップロードしてみてはどうだろうか。

編集部