決算資料の一文で明らかになった「800万本」

任天堂は2026年8月6日、「2027年3月期 第1四半期 決算説明資料」をIRサイトで公開した。この資料の中で、『トモダチコレクション わくわく生活』の全世界累計セルスルー(実売本数)が、2026年8月5日時点で800万本以上(当社推計)に達していたことが明らかになった。

新作タイトルの発表ではなく、決算資料の1ページに添えられた実績として静かに示された数字だが、シリーズにとっては大きな節目といえる内容だ。

380万本→794万本→800万本、伸び続けた4カ月弱

『トモダチコレクション わくわく生活』は、約13年ぶりとなるシリーズ最新作として2026年4月16日に発売された。発売2週間後の5月8日時点では、全世界累計セルスルーが380万本を突破していると発表されており、そこからさらに勢いを保って伸びたことになる。

決算資料の別ページでは、2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)のセルイン(グループ外への販売本数)として794万本という数字も記載されている。今回判明した8月5日時点の800万本超えと合わせて見ると、発売直後の熱量が一時的な盛り上がりで終わらず、継続的に積み上がっていったことがうかがえる。

資料では好調の背景について、「Nintendo Switchソフトの『トモダチコレクション わくわく生活』が好調な売れ行きとなった」「性別を問わず幅広い年代のお客様に広がっている」と説明されている。なお同作はNintendo Switch向けソフトで、Nintendo Switch2でもプレイ可能だ。

決算全体では増収減益ならぬ「減収増益」

同資料によれば、任天堂の2027年3月期第1四半期の連結売上高は5,178億円(前年同期比9.5%減)だった一方、営業利益は1,425億円(同150.5%増)と大きく伸びている。売上高が減っても利益が伸びるという構図の中で、『トモダチコレクション わくわく生活』の粘り強い販売は、四半期を支えた要素のひとつとして資料に記録されたかたちだ。

続報や次回決算での数字の推移にも注目しておきたい。

編集部