書き直しが消えない。『サーガ&シーカー』v1.2.0の主役は分岐生成

『サーガ&シーカー』のキービジュアル

文章生成AIと自由入力を組み合わせた文字だけRPG『サーガ&シーカー』で、v1.2.0アップデートが2026年7月9日に公開された。2026年7月9日の発表によると、今回の目玉は新機能「分岐生成」。物語の途中から別の入力を試し、その続きを独立したIFルートとして遊べるようになった。

本作は、プレイヤーが「何をしたいか」を文章で入力し、キャラクターやナレーションがそれに反応して展開していく物語錬成ゲーム。固定選択肢を選ぶタイプではなく、自由な一文がそのまま次の場面を作る仕組みだ。ゲームの雰囲気は、公開中のトレーラーでも確認できる。

紹介動画

もう一度入力する、が別ルートの入口になる

分岐を選ぶ管理画面

分岐生成では、物語の好きなタイミングから入力をやり直し、別の展開を残せる。画像の管理画面では、ターンごとの入力履歴が並び、「新たな入力を行う」「この分岐に飛ぶ」といった操作が確認できる。ひとつの場面で迷った選択を消さずに、複数の続きを試せるのが大きな変化だ。

ゲーム中にもう一度入力するボタンが表示された画面

プレイ画面では、会話ログの上部に「もう一度入力する」ボタンが表示されている。ここから分岐の管理画面へ移り、現在の流れを残したまま別の入力を作成できる。文章入力型のゲームでは、同じ場面でも一文の違いでキャラクターの反応や場面の空気が変わるため、IFルートを保存しておける意味は大きい。

キャラクターの会話と入力欄が表示されたゲーム画面

画面構成は、背景イラストの上にキャラクター発言とナレーションが重なり、下部の入力欄から次の行動を送る形。右側には参加キャラクターのアイコンも並ぶ。分岐生成は、この自由入力の遊びを「試したら終わり」にせず、読み比べられる複数の可能性として残すアップデートといえる。

終わった物語も、セッション復元で再開対象に

復元できる物語が一覧表示された選択画面

v1.2.0では「セッション復元機能」も追加された。過去にクリアした物語や、途中で破棄した物語が保存され、その続きを読み込んで再開できる。従来は中断データを1つしか持てなかったが、今回の更新によって複数の物語を並行して扱いやすくなった。

画像の選択画面では、復元対象の物語が日時付きで並び、未完了セッションとして継続できることが分かる。分岐を含む物語では各分岐も保存されるため、特定の分岐から続きを進めることも可能だ。

出撃準備画面でパーティメンバーを確認している画面

再開前には、プレイヤーとバディの構成を確認する画面も用意されている。画面右側にキャラクターのアイコン、名前、スキル、変更や同行解除のボタンが並び、開始前に編成を整えられる。

公開ログとポータルで、遊んだ物語が読み物になる

公式ポータルサイトのリプレイ集画面

『サーガ&シーカー』公式ポータルサイトでは、プレイヤーが作成したオリジナルキャラクターやオリジナルシナリオを投稿できるほか、遊んだログを公開して読み返せる。画像の「リプレイ集」では、公開された物語がカード形式で並び、タイトル、日付、投稿者名などを見ながら探せる。

ポータルサイトはスマートフォンにも対応しており、ゲーム中に近い見た目で過去の物語を閲覧できる。自分のログを振り返るだけでなく、ほかのプレイヤーが作った物語を読む場としても機能している。

スマートフォン幅で表示された物語ログ画面

ログ画面では、プロローグやターンごとの本文、キャラクターの発言が縦に整理される。ゲーム終了時にはHTML形式のログが生成され、スマートフォンなどから読み返したり、Web上で共有したりできる。分岐生成やセッション復元と組み合わさることで、「遊んだ内容を残す」導線もさらに強くなった。

キャラクター作成は、整理と共有まで視野に

キャラクター選択画面とフォルダ管理
フォルダ作成や並び替えで、作成済みキャラクターを整理できる。
キャラクター編集画面
設定テキスト、性格キーワード、ステータス、スキル、思い出などを編集できる。
出力されたキャラクターシート
キャラクターシートの出力と読込により、ほかのプレイヤーとの共有にも対応する。

今回のアップデートでは、要望の多かったキャラクターの並び替え機能も追加された。自分で作ったキャラクターや、ほかのプレイヤーが作成したキャラクターをフォルダで管理しやすくなっている。

キャラクター作成では、プレイヤーが操作するキャラクターだけでなく、パーティに編成するNPCも1から作成できる。ステータスやスキルを調整できるほか、設定テキストを自由に入力でき、その内容がゲーム中の反応に反映される。クリア時に得たスキルや思い出もキャラクターに蓄積され、キャラクターシートの出力と読込によって共有も可能だ。

Steamで配信中。生成AIの利用範囲も明記

ダグドリア スタジオのロゴ

『サーガ&シーカー』は、Steam向けに配信中のタイトル。対応プラットフォームはWindowsとMac、対応言語は日本語、英語、中国語(簡体字)。リリース日は2026年2月27日で、本体価格は1,500円、ゲーム内課金ありとされている。購入や詳細確認はSteamストアページから行える。

発表では、ゲームシステムの一部に文章生成AIを使用している一方で、ゲーム内のイラスト、サウンド、その他アセット素材は人間のクリエイターが作成したものだと説明されている。ゲーム中に生成される文章を除き、AI生成素材は使用していないという。

最新情報は『サーガ&シーカー』公式X公式Discordで告知される。開発を手がけるダグドリア スタジオの情報は公式X、映像関連は公式YouTubeチャンネルでも確認可能。報道向けにはプレスキットが案内されており、問い合わせ先としてinfo@dagdoria-studio.comも掲載されている。

株式会社マレ

株式会社マレ

株式会社マレによる発表。