学園祭に「雑穀米ゲーム大会」、事業創造学部生が仕掛けた実践的マーケティング企画

2026年6月21日、新潟市の開志専門職大学で開催された学園祭「橙華祭」にて、事業創造学部の学生が企画・運営する「雑穀米ゲーム大会」が開かれ、二部制のイベントに延べ約75名が参加した。対象となったのは、佐賀市の木村情報技術株式会社が手がけるスマートフォンアプリ『雑穀米ゲーム』。知名度がまだ高くないアプリを、学生自らの企画力でどう広めるかに挑んだ、大学と企業の連携イベントだ。

きっかけは1本の出前授業

企画のはじまりは2025年10月、木村情報技術の取締役兼事業創発部長・吉村氏が同大学で行った出前授業だった。「知名度の高くないゲームをどう広めるか」という対話から着想を得た学生たちが、実践的なマーケティング学習の場として大会運営を提案し、実現にこぎつけたという。会場となった307号室に貼られたポスターには、雑穀たちが宇宙を漂うイラストとともに「賞品・景品・参加特典有り」の文字が並び、企画から告知物のデザインまで学生の手によるものであることがうかがえる。

丸くて可愛い雑穀を集める『雑穀米ゲーム』

雑穀米ゲームのプレイ画面
ゲーム画面。雑穀たちが器の中に集まっていく
雑穀米ゲームへの案内QRコード
会場でも案内されたQRコード

『雑穀米ゲーム』は2026年2月12日にリリースされたスマートフォンアプリ。丸みのある表情豊かな雑穀たちを器の中に集めていくカジュアルなパズル要素が特徴で、詳しくは公式サイト公式Xで確認できる。今回の大会でも、参加者はスマートフォンでアプリをダウンロードしてプレイし、スコアを競う形で交流した。

「釜炊きCUP」と「早炊きCUP」、二つの遊び方

大会はポスターの案内どおり、性格の異なる二部制で行われた。10時30分から12時までの「釜炊きCUP」は約50名が参加し、何度でも挑戦できるゆとりある設定で家族連れや在校生の友人など幅広い層が集まった。一方、13時45分から14時25分までの「早炊きCUP」は約25名が参加し、30分の短期決戦で自大学の学生同士が競い合う場となった。会場のスクリーンにはQRコードが映し出され、参加者はその場でスマートフォンを操作しながらスコアを投稿していった。

上位者への景品授与と、参加者が残した手応え

大会の締めくくりには上位者への景品授与も行われ、企画を主導した佐藤義士さん、渡邉賢梧さん、武田柊真さんらが運営として会場を支えた。実施後のアンケート(15名回答)では「とても満足」7名、「満足」5名と、満足以上の回答が全体の8割を占めた。さらに「ぜひプレイしたい」4名、「機会があればプレイしたい」11名と、回答者全員が今後のプレイに前向きな姿勢を示している。

木村情報技術株式会社

木村情報技術株式会社

木村情報技術株式会社は佐賀県佐賀市に本社を置く情報技術企業。スマートフォンアプリ『雑穀米ゲーム』の開発元であり、今回は同社の吉村取締役が開志専門職大学で行った出前授業がきっかけとなり、学生発のマーケティング企画に協力した。

まとめ

企業の出前授業をきっかけに始まった今回の企画は、学生が主体となってアプリの魅力を伝え、延べ約75名という手応えのある参加者数と高い満足度につなげた事例となった。知名度の高くないタイトルをどう広めるかという実践的な課題に、大学生ならではの発想で挑んだ試みとして、今後の展開にも注目したい。